赤本の歴史は?

受験シーズンに活躍する書籍といえば赤本でしょう。世界思想社数学社が発行する大学ごとの過去問が掲載された書籍です。過去問とともに、傾向と対策や、大学の簡単な紹介も掲載されており、その大学のエッセンスがつまっているといえるでしょう。大型書店などには全国の大学の赤本がズラリと並んでいますが、そのさまは圧巻です。


昔は赤くなかった?

赤本の名称は、表紙が赤色であることからその名がつけられましたが、最初は赤色ではなかったようです。大学ごとに青色や紫色の本もあったようです。表紙が赤色(朱色)に統一されたのは、1964年、昭和39年のことです。この年は、日本では東京オリンピックが開かれた年にあたります。戦後復興をなしとげ、現代日本の幕開けともいえる年に、赤本の歴史ははじまったのです。

最初は3冊だけ

最初の赤本が発行されたのは、1954年、昭和29年のことです。この年に発行された赤本は、京都大学、同志社大学・立命館大学、大阪市立大学・神戸大学の3冊のみでした。複数の大学が一緒になって発行されていたのです。これは、2つの大学を受験する学生が多かったためでしょう。さらにこの大学の並びからもわかる通り、発行元の株式会社世界思想社教学社は京都に本社を置く出版社です。ですが赤本はいまや全国のほとんどの大学を網羅しています。大きく変化、成長した出版社のひとつだといえるでしょう。

販売以外の入手法も

赤本は、書店で販売されていますが、それ以外の入手法もあります。大学によってはオープンキャンパスなどに参加すると赤本を配布しているところもあります。さらに受験シーズンには予備校にも各大学の赤本が配られることもあります。さらに進学校によっては進路指導室に赤本がズラリと並んでおり、過去問をコピーした思い出がある人も多いでしょう。赤本と大学受験は切っても切れない存在なのです。

    
コメント