敬語の基本の3分類「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」

敬語は、話し手、書き手、聞き手などに対して敬意を表す言語表現で、尊敬語、謙譲語、丁寧語の3種類があります。今回は、敬語の基本である「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」を簡単に紹介します。


1. 尊敬語

尊敬語は、相手の動作、状態、事物などを高めて表現します。尊敬語には、「付け足し型」と「変換型」があります。

尊敬語のタイプ1「付け足し型」

例えば、動詞「食べる」は、「お」「~になる」などをつけて「お食べになる」とする「付け足し型」があります。「付け足し型」には「~れる」、「~られる」、「~される」、「お(ご)~になる」、「お(ご)~なさる」、「お(ご)~くださる」といった表現があります。しかし、どんな動詞も「お」「~なる」などをつければ尊敬語になるわけではありません。

尊敬語のタイプ2「変換型」

「食べる」という動詞を尊敬の表現にする場合は「お食べになる」とは言わず、「召し上がる」という別の言葉を使います。これが2つ目のタイプである「変換型」です。「来る」を「いらっしゃる」のように言い換えます。変換型がある尊敬語は、変換型を使うのがおすすめです。

2. 謙譲語

謙譲語は、相手に敬意を表すため、自分や自分の側に立つ者や、それらの動作をへりくだって表現します。謙譲語も尊敬語と同じように、「付け足し型」と「変換型」があります。「ご案内する」は「付け足し型」の謙譲語「お(ご)〜する」で、「頂戴する」は「もらう」の「変換型」の謙譲語となります。

謙譲語の使いすぎは卑屈な感じがしたり、相手をバカにしているような印象を与えてしまうので注意が必要です。

「あなた様のようなご立派なお方に、私が作った料理などお口に合わないかと存じますが、なにとぞなにとぞお召しあがりくださいませ」 と言ったら、バカにされているように感じますよね。「お口に合うか分かりませんが、どうぞ召し上がってください」 という程度の謙譲語を使うほうが、十分に相手への敬意が伝わります。

3. 丁寧語

丁寧語は、話し手が聞き手に対して尊敬の気持ちをこめて丁寧に言ったり、頭に「お」や「ご」をつけ言葉を美化するものです。

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