「お求めやすい価格です」は間違い? 間違いがちな日本語

スーパーや量販店の広告で、 「さらにお求めやすくなりました!」 「お求めやすい価格」 「こちらの商品はお求めやすくなっています」 と言うフレーズを目や耳にすることが増えています。実はこれ、正しい日本語ではありません。

「動詞+やすい」に「お」はつけられない

すっかりお馴染みになった「お求めやすい」ですが、厳密には正しい日本語ではありません。次の例を見てください。 「走りやすい」→「お走りやすい」 「入りやすい」→「お入りやすい」 「書きやすい」→「お書きやすい」 「お」をつけると違和感があります。このように、「動詞+やすい」に「お」をつけることはできません。ですから、「お求めやすい」を正しい表現に直すと、「お求めになりやすい」 となるのです。 しかし最近では「お求めやすい」というフレーズは聞きなれてしまったため、違和感を覚える人が減っています。また、広告では「お求めになりやすい」では文字数が多いので収まりが悪いのかもしれません。しかし、正しい文法では、 「お求めになりやすい」 「求めやすい」 となることを覚えておきましょう! 次の記事「会社で使うとまずい日本語! 「全然」「役不足」の正しい使い方!」 前の記事「「了解いたしました」は間違い敬語! 「かしこまりました」が正しい敬語です。」 参考本「知らないとゼッタイ恥をかく 敬語のマナー」