「部長は存じ上げていますか?」は間違い敬語! 「存じ上げる」は尊敬語ではなく謙譲語

「部長は存じ上げていますか?」
「(取引先の)田中様は存じ上げておりますか?」

実は「存じ上げる」は尊敬語ではなく謙譲語なので、この敬語表現は間違いです。


「存じ上げる」とは

「存じ上げる」は「知る」の謙譲語として使います。謙譲語とは、自分の立場を下げることで相手の立場を上げる敬語です。今回は、「目上の人が知っているかを確認する」といった表現で使いたかったはずです。

しかし、「部長が存じ上げる」では、私より立場の低い部長が知っているという意味になるので間違い敬語となります。正しく表現するにはどうすればよいでしょうか?

「存じ上げる」の正しい使い方

「存じ上げる」は「知る」の謙譲語のため、

「もちろん、田中様のことは存じ上げております」

のように使います。「部長が存じ上げる」は尊敬語のように聞こえるので間違って使っていた人は注意が必要です。また、「知る」の尊敬語を使いたい場合は、「ご存知」を使うようにします。敬語の変換間違いには注意しましょう!

「「知る」「知っている」を敬語に変換しよう!」の詳細を調べる

    
コメント