マナーやスキルの前の学びって?

新入社員のためのマナーなどを記したメソッド本は多く出ています。そのどれもがマニュアルに特化したような内容になっています。言ってしまえば紋切り方です。載っている言葉をそのままに覚えて実行していけばもっともらしい形はできるのですが、本当に「勉強」をしたことになるのかといえば疑問符がつきます。


そもそも論を学ぶ

平原由紀子『大切だけどなかなか教えてもらえない 入社1年目女子 仕事のルール』(日本能率協会マネジメントセンター)では、ビジネスマナーや言葉づかいなどを優先するあまりに忘れてしまいがちなそれ以前の世界に着目した本です。こうした分野というのは、なんとなく理解していたとしても全体像をきちんと把握しているとはなかなか言えないのではないでしょうか。さらには目に見える形で言葉や文章にしてくれる機会もそれほどありません。そのため、そういった世界をきちんと理解しておきたい人にとって、本書は役立つ本だと言えるでしょう。

基礎の基礎を知りたい人向け

本書にはどのようなことが書かれているのでしょうか。例えば、リクルートスーツはいつまで着ればいいのだろうか、有給休暇は一年目から申請してもいいものなのだろうか、貯金はどれくらいすればいいのだろうか、同期との適切な付き合い方や、仕事がない時でも会社にいなければいけないのかといったものです。はっきりと口に出しては聞けないことですが、働く上ではとても重要なものですよね。そうしたトピックがコンパクトにまとまっているので読みやすく、良い本だと言えるでしょう。

    
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