割り箸が最高のおもてなしである理由。割り箸の歴史を知ってビジネスマナーに役立てよう!

定食屋や居酒屋など至る所であたりまえのように割り箸が出てきますよね。実は、割り箸は最高のおもてなしだったのです。割り箸の歴史から割り箸が最高のおもてなしである理由を紹介します。


■もてなしの心「割り箸」

日本独特の食文化が「割り箸」です。これも、もてなしの心が形になったものです。食事でおもてなしするお客様に、誰も使っていない新しい箸を準備する。ここに、割り箸の意味はそこにあります。途中まで割ってあるのは、手間をおかけしないためです。そして、最後にお客様自身が割ることで、それが「未使用」、「清潔」であることが、お客様におのずから伝わるのです。

■語らずに通い合う心

ここに「語らずに通い合う心」があります。ただ、手元に置かれているだけの割り箸が、

「あなたのために新しいお箸を準備させていただきました」
「お心遣いありがとうございます」

というコミュニケーションにもなっているのです。割り箸の所作に込められた深い意味に日本の文化のすごさがあります。

■割り箸の歴史

ちなみに、割り箸が使われるようになったのは、江戸や大坂、京都などの大都市で庶民が飲食店を利用するようになった江戸時代中期だといわれます。もっとも使用頻度が高かったのはウナギ屋さんだったのです。

割り箸は一回使ったら捨てられるため、環境問題の槍玉によくあげられます。環境問題を無視することはできませんが、もともとは製材するときに出る端材や間伐材をなんとか使おう、という「もったいない精神」から生まれたことは知っておくべきではないでしょうか。それが清潔を好む日本人の価値観と箸1本にまで気配りをして相手をもてなしたい、という日本人の思いと重なり、文化として定着したのでしょう。

割り箸の歴史を知ると、「◯◯寿司」、「◯◯屋」と書いてある出前についてきた割り箸や、ビニール袋に入ったコンビニの割り箸などは、おもてなしの際はちょっと控えたい、という気持ちになりますね。

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参考本

「禅が教えてくれる 美しい人をつくる「所作」の基本(枡野俊明)」

    
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