お買い得な国家資格、いりませんか?

大切な知財を守り、活かして、お金を生みだしてくれる知財コミュニケーション力。ビジネス界で大注目されている知財コミュニケーターへの道をご紹介します。


人気小説『下町ロケット』が入門書に

知財コミュニケーション力をつけるには、最初から専門書を読むことはおすすめしません。
おすすめしたいのが小説のようなエンターテインメント。ドラマも大ヒットした池井戸潤さんの『下町ロケット』のような、特許を題材にした小説は入門書にはもってこいでしょう。
ワクワクしながら小説を読めれば、知財が徐々に身近なものになってきます。
専門用語もなんとなく理解できるようになったレベルが市内大会だとすれば、次は県大会レベルです。

国家資格がもらえる

県大会レベルとは何か? それは『知的財産管理技能検定』です。
『知的財産管理技能検定』とは、その名の通り、知的財産を管理する技能の検定試験のことです(以下、「知財検定」)。
合格すれば『知的財産管理技能士(知財技能士)』という国家資格がもらえます。
3級が入門者レベル。2級、1級と、級が上がるに従って、難しい内容になっていきます。この知財検定3級に合格する力があれば、県大会レベルの知財コミュニケーション力が身についたといえます。すなわち、専門家との間でハイレベルな知財コミュニケーションを行うことができるレベルです。

年齢不問の広い受け皿

試験は学科と実地があり、不合格でもどちらか一方は合格していた場合(一部合格)は、2年以内であれば合格できなかった科目のみを受験することもできます。
現在、合格率70%。3級には受験資格もありません。誰でも何歳でも、受けることができます。
こんな言い方をしては問題かもしれませんが、なかなか「お買い得な国家資格」だと思います。

知財検定にはメリットが多い

今はまだ知財技能士は数少ない状態です。裏を返せば、少しでも知財コミュニケーション力がある人間は「自分以外は課題が発見できない人間だらけだ」とタカをくくっています。
そこへあなたが「知的財産管理技能士」という文字の入った名刺を差し出したらどうでしょう?
「あ、これは知財に関する専門家だな」と相手は思います。大切なアイデアを流出させず、しっかり守れる人。下手にだまされたりはしない人。
知財検定には、メリットがある。私は胸を張って言うことができます。

もし、あなたが経営者なら

あなたが経営者なら、あなた自身が『知財検定3級』を受けることを私は両手を挙げて賛成しますが、一方で、社員に受験させることも検討してください。
あなたの会社に知財コミュニケーション力をもった社員がいることになれば、あなたの会社の知財レベルが一気に上がります。
会社内部でのアイデア創出やその取り扱いなどについて、驚くほどのレベルアップを感じることでしょう。

もし、あなたが会社員なら

あなたがどこかの会社にお勤めで、その会社に知財技能士がいないのなら、上司や社長に、この知財検定とその効能を教えてあげてください。
最初は取り合ってくれないかもしれませんが、しつこく、正しく伝えれば、「そこまで言うなら、君が最初に受験してきなさい!」などと言ってもらえるかもしれません。そうしたら、会社のお金で国家資格を手に入れることができます。
手にした国家資格は、一生涯なくならない「あなた自身のもの」になります。場所も取らず、重くもありません。持っていて損することもリスクを負うことも絶対にありません。

もし、あなたが学生なら

あなたが学生なら、就職のことが心配なはずです。私の講義に出ている学生たちからも、そんな相談をたくさん受けています。
ご存知でしょうか、『日経キャリアマガジン2012』によれば、『知財検定3級』は『入社3年までに必要な資格ランキング』のなんと「4位」にランクインしていることを。
学生のうちに取っておけば、業種・業態・業界・業務に関わりなく、就職に有利となることは間違いありません。
会社に就職したら、知財コミュニケーションの担い手として、きっと頼られる存在となることでしょう。

【まとめ】

・何歳からでも国家資格がもらえる知財検定がある。
・経営者、会社員、学生でもメリットが豊富。
・一生ものの武器でありながら、まだなり手の少ない知財技能士。チャンスかもしれません!

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著者:新井信昭(あらい・のぶあき)

    
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