ヤクザに学ぶ交渉術

どうしても折れることなく、こちらの交渉を優位に進めたい……ビジネスマンならばそんな状況に出くわすこともあるはずです。そんな時、頼りになるのが、ヤクザ流の交渉術です。光が当たっていれば必ず闇が存在するように、ビジネスの世界にも光と闇が存在しています。債券取立て、示談交渉、地上げ、企業間トラブル処理などトラブルコンサルタント業的なもののはヤクザが取り締まっていることもしばしば…ヤクザはてつもない交渉力を元に、闇の世界で生き抜いています。なぜ、彼らは交渉が上手いのでしょうか。ビジネスにも応用できる、交渉のプロであるヤクザの交渉術をご紹介します。


■交渉はスパっと入って歯切れよく

ついつい交渉に入る前に無駄な世間話をしてしまいがち。けれども、交渉に入る前に無駄な世間話はいりません。本題にはスパっと入りましょう。また、本題に入るときにも、会話の文頭に 「え~」「その~」などは不要です。歯切れよく切り出しましょう。

■無知のふりをしろ

知識をひけらかすことにはある種の優越感がありますが、わざわざ交渉の場で知識をひけらかすのは何の意味もありません。むしろ、何も知らないふりをして、相手に話をさせることで、情報を引き出すことの方が効率的です。

■相手の自己矛盾を攻めろ

会話をしている時には、相手に相槌を求めるようにしましょう。交渉はオセロのようなもので、相手の主張や相槌の中で生じた自己矛盾を見つけ、そこを攻めて一気にひっくり返すのが最も賢い方法です。ヤクザの世界では「~だ。そうだろ?」「~だ。違うかい?」といった具合で使用されます。

■相手を屈服させるな

ヤクザといえば、相手を暴力をチラつかせながら屈服させるというイメージを持たれがちですが、実際そうではありません。自主的に選んだと言える逃げ道を与えて、相手のメンツを立ててやるのです。相手が負けたと思わないということが理想的なのです。

■ヤーさんが交渉に使う3つのテクニック

インテリヤクザという言葉にもある通り、現代のヤーさんは非常に頭が良いです。現代のヤー屋さんは交渉のプロでもあり、交渉術に非常に長けているのは紛れもない事実であります。

最近では、ぱっと見ではヤーさんとは分からない風貌をしており、サラリーマンだと思った人が組長だったということもあります。そんな彼らはどういう交渉テクニックを持っているのでしょうか。

1. いかに自分のペースにもっていくか

まず、心がけているのは「如何に自分を優位に持っていくか」とういことです。どんな不利な状況、立場でも自分のペースを作ることが重要です。そのためにはキモが座っている必要があります。

2. 捨て身ほど恐ろしいことはない

2つ目は、捨て身であること。全てとは言いませんが、いるのは事実であります。そもそも社会的に認めるのが難しいことを生業にされている方たちなので、キモは座りっぱなしです。カタギの分別が気になるようではヤクザはつとまらないのです。

また、捨て身であるが故、非常識な行動もとることがあるでしょう。人間の中で誰が一番強いかというと、死ぬ間際や非常識な人間です。常識を考えたら何もできなくなり、背水の陣で来るヤーさんはなんでもする覚悟があるのです。

3. 小さな失言を見逃さない

3つ目は、どんな小さな穴も見逃さないということです。付け入る隙があれば、そこにガンガンツッコんでくるのが常識です。この積極性ばかりはこちらが見習いたいものでもあります。

どんな交渉でも互いの立場を尊重しないと、話し合いはまとまりません。相手の苦しい胸の内を知り、どれだけささいなことに因縁をつけられるかなど、頭を使った交渉力がキモなのです。

ヤクザはただ暴力をちらつかせるだけでなく、さまざまなテクニックを用いて交渉を優位にしていたようです。絶対に成功させたい交渉があった時には参考にしてみてはいかがでしょうか。

「ヤクザ式ビジネスの「かけひき」で絶対に負けない技術(向谷 匡史)」の詳細を調べる

    
コメント