優秀なコンサルタントは自分の優秀さをアピールしない

経営者に対して問題解決をサポートするコンサルタント業務。学生にも人気の職業です。しかし、仕事相手は経営者が多いため、信頼を得ることが大切です。ではどのように信頼を得るのでしょうか? 自分がいかに優秀かを伝えれば良いのでしょうか?


■経営者はコンサルタントの何を見ているのか?

優秀であることを伝えることが一番だと考える、イケていないコンサルタントは、面接の際、自分の頭のよさをアピールすることに必死になります。自分が今までの仕事でいかに評価されてきたか、どれほど優秀な人材であるかを語る候補者は、そんな自分が相手からどう見えているか、まったく意識していません。顧客である経営者は、自分がいかに優秀かを延々と語り続ける人を、

「信頼できる相談相手だ」と思ってくれるでしょうか?
自らが抱える機密情報を共有し、経営上の悩みを打ち明けたいと思うでしょうか?
組織の中の反対勢力とも理解し合い、痛みを伴う改革を率先して進めてくれる頼れる仲間だと考えてくれるでしょうか?

経営者との会話の中で、相手の表情の変化さえ読もうとせず、ひたすらに自分が考える正しい答えを朗々と披露する人は、コンサルティング業がサービス業だということを理解していません。自分が話していることを、

今、相手がどう感じているのか?
退屈だと思われていないか?
的外れなことになってはいないか?
理解されているのかいないのか?

そういったことに鈍感では、いくら頭がよくて優秀でも、コンサルタントの仕事はできないのです。

経営者の面接で見られているのは、「この候補者は、目の前に経営問題が運ばれてくれば、解を見つけ出す地頭のよさがあるか」ということだけではありません。見られているのは、その候補者が将来、経営者に信頼され、さまざまな相談をもちかけられるコンサルタントになれるかどうかです。思い当たる節があるコンサルタントの方は注意しましょう。

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