古いコミュニケーション戦略をみなおす

手書きで書類やメモを作ることは、少なくなってきていると言えるでしょう。現在ではほぼすべてのコミュニケーションがパソコンやスマートフォンなどの電子媒体を通して行われています。しかし、一方で、このような時代であるからこそ手書きの価値を見直すべきではないか。そういった動きがあることも確かです。


手書きの魅力とは?

磯部光毅『手書きの戦略論 「人を動かす」7つのコミュニケーション戦略 』(宣伝会議)は、タイトルに手書きとついていますが、実質的にはマーケティング・コミュニケーション論の教科書というべき本です。マーケティング・コミュニケーションとは、人を動かすための心理工学とも呼ばれています。人の心を動かすものには、かつての泥臭いコミュニケーション、古くさいが確実なコミュニケーションが含まれているのです。それは手書きといったアナログな性質を持っていることもまた、確かだと言えるのではないでしょうか。

あらゆる基本を網羅

本書では、ポジショニング論や、ブランドロング、口コミ論といったベーシックなマーケティング・コミュニケーションについてのメソッドが解説されています。電子化の時代によってさまざまなコミュニケーションが細分化してしまった現代だからこそ、本書に記されているようなジェネラルなコミュニケーション術に立ち返る必要があると言えるかもしれません。

    
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