しゃべるのが下手でもコミュ力が高く見える3つの技術

世の中にはコミュニケーション能力を磨くための本がたくさん出版されています。その多くは、「どのようにしたら上手に話せるようになるか」について書かれたものです。しかし「話す」「しゃべる」ことがコミュニケーション能力の全てではありません。コミュニケーション能力の高さと、しゃべりの上手さを結びつけてしまいがちですが、あくまでもコミュニケーションの目的は「伝える」こと。

今回は石田健一著『しゃべらない仕事術』より、しゃべらなくても他人に伝えたいことを伝えられる方法を紹介します。


■しゃべらないで「聞く」

会話というコミュニケーションは「話す人」だけでは成立しません。当たり前なようで気づきにくいのですが、実は「聞く人」がいないと会話にならないのです。聞き上手になることがコミュニケーション能力を高める一歩になります。では、聞き上手になるにはどうすればよいのでしょうか?

会話で「聞く」ときに大事なことは、相手を観察することです。相手の話しぶりや様子・仕草を観察することで、相手が話す言葉の意味だけでなく、話の背後にある相手の考えや気持ちを理解できます。すると、伝えたいことを伝えるための土台となる信頼関係を築きやすくなります。

■しゃべらないで「視覚に訴える」

相手に物事や考えを伝える方法は会話だけではありません。より印象付けて伝えたいときは、文章や図表、色を効果的に使って視覚に訴えることが有効です。

人間には五感がありますが、ある研究では人間が得る情報の9割は視覚から得られるという研究結果があるそうです。人と人との会話では主に聴覚が使われます。しかし相手に話すだけではなく、視覚的効果を取り入れると、より伝えたいことを印象つけることができます。例えば、道順を教わるときは口頭で説明されるよりも、簡易的な地図を書いてもらったほうが頭に残りやすいですよね。「見せる」と、言葉で余計な説明することなく、相手に伝えたいことが伝わるのです。

■しゃべりすぎないで「伝えたいことを1つに絞る」

来週は重役相手の大事なプレゼン。私の企画を認めてもらうために企画のメリットをたくさん盛り込みたいけど、そうなると話す時間が増えてしまう。でも、しゃべるのが苦手だから色々話すのはイヤだ……。

そんなときは、言いたいこと・伝えたいことを1つに絞りましょう。本当に伝えたいことを簡潔にまとめることで、できるだけしゃべらなくて済むような環境ができます。加えて、簡潔なまとめはプレゼンを聞く重役にも伝わりやすいのです。

このように、しゃべることが苦手な人は、「話す」ことに頼り過ぎない他のコミュニケーションを考えればよいのです。苦手なことを無理に鍛えるのではなく、視点を変えて解決することも大切ですよ。

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