「アピール=やみくもに主張すること」ではない

上司にアピールするとき、あなたはどのようにしますか。自分がどんなにがんばったのかを、一生懸命に一方的に話すことがアピールだと思っていませんか。でも、これは大きな誤りなのです。


自分のがんばりの伝え方、どれが正解?

それでは、ここでクイズです。
あなたの上司はあなたのがんばりに気がついていません。そんなとき、どのようにして自分のがんばりを伝えるのがよいでしょうか?

1 ふたりだけになったときを見計らって、さりげなく自分の気持ちを訴える
2 仕事がうまくいったタイミングで、自分の存在を印象づける
3 上司の機嫌がよさそうなときに、何気ない感じで自分の希望を伝えてみる

実は、正解はこのなかにはありません。
なぜなら、上司は心のなかでこう思っているかもしれないからです。
「あ〜ぁ、そんな話はどうでもいいよ。それより、昨日、友人とラウンドしたゴルフで俺が出したスコアを聞いてくれよ」
冗談のように聞こえるかもしれませんが、現実は意外とこんなものです。

自分の主張ばかりされるのは、誰だってうんざりする

私のクライアントのなかにも、アピールしてくる部下をストレスだと感じている方が多くいらっしゃいます。SNSで自慢ばかりしている人がいれば、少しうっとうしいなと思ったりしますよね。あれと同じです。
上司だって人間です。相手から自分の主張ばかりされればうんざりするのは当然です。「アピールしなくては!」とあせっているのは部下のほうだけで、上司はそんなことを求めていないというケースも多々あるのです。
では、自分の「がんばり」をわかってもらうためには、上司にどう接するのが効果的でしょうか?

相手に話題をふって、楽しい時間にしよう

私なら、たとえばこう言います。
「部長、昨日のゴルフどうでした?」
えっ、これのどこが「がんばり」を伝えることになるの?
そんなふうに首をかしげられるかもしれません。けれど、これでいいのです。
もし、あなたが自分の言いたいこと、つまり「いかに自分はがんばっているか」を一方的に訴えれば、上司は退屈し、その内容はおろか話したことすら覚えていないかもしれません。おそらく「ちょっと面倒くさいやつ」それがあなたの評価になります。
これではますますあなたのことをちゃんと見てくれなくなってしまいます。
ところが、あなたが上司に話題をふり、上司がそれによって楽しい時間を過ごせたとすれば、「なんだかこいつは話せるやつだな」と、あなたの印象はぐっとよくなります。そういう部下なら思わず目をかけたくなるし、何かと可愛がってもらえるようになるというものです。

まとめ

自分がアピールしたいことがあるとき、それを一方的に話すのではなく、まず相手(この場合は上司)に話をふって、「こいつは話せるやつだなあ」と思わせ、自分の印象をよくすることが大切なんですね。早速実行してみましょう!

参考図書『なぜか好かれる人の「わからせる技術」』サンマーク出版 (2016/8/22) 著者:馬場啓介

    
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