相手の意見によく耳を傾け、共感するところからはじめよう

自分の意見をアピールしたい場合、いきなりガンガンと自分の言いたいことを言うのではなく、まず相手の意見をしっかり聞き、それに共感するところから始めます。すると、相手は「自分の意見を聞いてくれるんだな」という気持ちになり、こんどはあなたの意見もよく聞いてくれるはずです。


自分の意見を売り込むことだけに必死にならない!

会議など自分の意見を発表する場は「がんばり」を伝える絶好のチャンス。自分のアイデアをしっかりと述べてアピールしたいところです。そんな場で、相手と意見が食い違ったら、あなたはどのように対応するでしょうか。
敵対し、自分の意見を売り込むことに必死になってはいないでしょうか?
たとえば、飲料メーカーの企画会議で、新作に水を発売するか日本茶を発売するかを決めることになったとします。あなたは、「絶対日本茶でいきたい!」と思っています。もう一方の相手は、「水しか考えられない!」と自信満々の様子です。
このとき、あなたがこう言ったらどうでしょうか。
「水なんてたいして変わり映えしないし、インパクトがないじゃないか。ここは今、世界でも注目されているおいしい日本茶でしょう」
相手の推す商品を否定し、自分の意見を通そうとします。

自分の意見だけを通そうとするのは逆効果

すると相手は憤慨し、あなたの意見を聞くどころか言い合いになってしまうかもしれません。
でも、あなたが次のように対応したらどうでしょうか。
「なるほど! たしかに今の時代、水はニーズがある。健康志向の女性は毎日2リットル飲むというし、軟水、硬水など自分好みの水を求める人も多い。オフィスだけでなく家庭にもタンクを置く人が増えているし、今後ますます注目されそうだ」
こう言って相手の意見に共感するところを見せるのです。

自分の意見を分かってくれる人なら、その人の意見も聞く気になれる

このときのポイントは、相手のプレゼンよりも、さらに1.5 倍いいところを伝えること、そして相手が推す商品のよさを自分もしっかり理解していることを伝えることです。
すると相手は、どうやら向こうは自分の考えのよさをちゃんとわかっているようだ、だったら向こうの意見も聞いてみるか、とあなたの主張することに耳を傾ける気になるのではないでしょうか。

まとめ

 対立する相手の意見でも、まずはその人の意見をしっかり聞いて、良い点をじゅうぶんに理解していることを伝え、共感する気持ちを示すことが大切なのですね。そのうえで、冷静に自分の意見を述べれば、相手もあなたの意見に耳を傾けてくれることでしょう。

参考図書『なぜか好かれる人の「わからせる技術」』サンマーク出版 (2016/8/22) 著者:馬場啓介

    
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