敵意には好意で返してみよう

相手から嫌味を言われたり、批判されたりすることがありますね。そんなとき、言い返したり無視したりしても、相手の気持ちを抑えることはできません。その多くは嫉妬心や強い関心からきているので、相手の敵意には、好意で返してみましょう。自分の気持ちもぐっと軽くなるはずです。


無視や反論では、相手の敵意を止めることはできない

仕事をしていると、チクリと嫌味を言われたり、ねたまれたり、競争心を持たれたりすることがありますよね(別にないです、という日ごろの行いのよいあなたは、ここは飛ばして先に進んでいただいてもかまいません)。そんな世間の荒波と闘うとき、あなたはどんなふうに対応していますか?
黙って無視する、論理的に言い返す、同じことを相手にも仕返す、はたまたお酒の力ですべてを忘れてしまう︱このようにいろいろな方法があるかと思います。
しかし、これらの方法では相手の敵意を止めることはできません。なぜなら、当然ですがこちらで相手の気持ちをコントロールなどできないからです。

気になるからこそ敵意を持つ

しかし、だからといってあきらめるわけにはいきません。誰かに敵意を持たれていると、いくら「がんばり」を伝えようとしても届きにくくなることがあるのです。そこで、完全に敵意を止める方法をご紹介していきます。
まず、敵意を持つ相手が自分のことで悪い噂うわさを流したり、批判したり、否定したりしてくるのは、9割が嫉妬だと思ってください。ということは、相手にとって自分は興味のある対象であるということです。自分にまったく興味のない人なら、わざわざ時間を割いて嫌味を言ったりしないもの。意識すらしないので、相手に対して何かアクションを起こすことはありません。
「なんだ、私のことが気になるのか(ニヤリ)」というくらいの一段上のスタンスを心がけてみましょう。

外野からの「アゲンスト」の声にも感謝しよう

敵意というほどではありませんでしたが、外野からのいわゆる「アゲンスト」の声に対する一段上の対応で私が思い出すのが、サッカーのキング・カズこと三浦知良選手です。
現役にこだわり、J2でまだまだがんばる姿勢を見せる三浦選手。その彼に、野球解説者の張本勲さんが「もうおやめなさい」と言ったことで話題になりましたね。
三浦選手はこれに憤慨するどころか感謝の言葉を述べました。「『もっと活躍しろ』って言われているんだなと思う。『これなら引退しなくていいって、俺に言わせてみろ』ってことだと思う」。かっこよすぎてしびれますね。こんなことを言われたら、もう何も言い返せないでしょう。

まとめ

 「柔よく剛を制す」ということわざがあります。ハードな攻撃にも、ソフトに返す極意がよくわかりましたね。また、誰かから敵意を持たれるということは、その誰かから興味を持たれていることの裏返しでもあるのです。物は考えようですね。

参考図書『なぜか好かれる人の「わからせる技術」』サンマーク出版 (2016/8/22) 著者:馬場啓介

    
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