ポジ出し社会を作るには

ダメ出しという言葉があります。欠点や失敗などを指摘するものですね。お笑い芸人などがネタ見せで欠点を指摘されるといったことに使われることが多くありますね。しかしながら、そればかりではなくネット社会ではちょっとした揚げ足取りのようなものにもダメ出しは使われていると言えるでしょう。いわば、現在の日本というのはダメ出し社会であるとも言えます。

ポジ出しの思想

しかし、ずっとダメ出しされ続けてしまうと、参ってしまうでしょう。やはり否定されるということは心を摩耗されていくことには違いないわけだからです。そんなダメ出しに関してノーを突きつける名著と言えるものが荻上チキによる『僕らはいつまで「ダメ出し社会」を続けるのか 絶望から抜け出す「ポジ出し」の思想』(幻冬舎新書)です。ここでは、社会をよりよくするために、良いところを探してゆく「ポジ出し」を紹介しています。

社会のバグを発見

本書では人間関係ばかりではありません。例えば日本社会においても、バグと呼ばれる問題を見つけ出し、それをどのように解決していけばいいかについて着目されています。いわば、より良いアップグレードのために何をすべきかが記されているのです。それならば、ただその場で文句を垂れ流しているばかりではなく、改善と未来志向といったことにもつながるでしょう。そこにおいては必要なのは自分たち一人一人が社会の成員であるという当事者意識でもあると気づかせてくれます。