知らないうちに、パワハラ加害者になっていないか?

ライオン株式会社のリサーチによると、新入社員時代に上司から言われた、ストレスやプレッシャーを感じた言葉の1位が「言っている意味わかる?」でした。この結果に納得できる人、理解できない人、それぞれいることでしょう。言葉の受け止め方は人それぞれということもあり、あなたも気がつかないうちに、相手に苦痛を与えているかもしれません。今年、厚生労働省に設置された「職場のいじめ・いやがらせ問題に関する円卓会議」で、職場のパワハラの行動類型がまとめられました。自分がパワハラ加害者にならないためにも、やってはいけないことを今一度確認してみましょう。


■暴力・傷害等の身体的な攻撃

愛の鞭=パワハラと勘違いしている人も多いようですが、部下などがミスをしたときに、殴ったりするのは明らかなパワハラ。たとえ相手が間違いを犯したとしても、暴力に訴えることは許されません。

■脅迫・名誉毀損・侮辱・ひどい暴言等の精神的な攻撃

「いつもミスばかりしやがって」など、口汚い言葉で罵り続けるのはもちろんのこと、書類をなげることや、ゴミ箱を蹴るなど、物に当たるなどの威嚇行為もパワハラになります。

■隔離・仲間外し・無視等の人間関係からの切り離し

終わるまで部屋から出ないよう命令したり、外から施錠するなど自由を束縛することは、背景に悪意がなくともパワハラとみなされることがあります。

また、連絡事項をわざと教えなかったり、無視したりすることもパワハラですが、逆に、私的なことに過度に立ち入る個の侵害も、パワハラとされます。

■業務上明らかに不要なことや遂行不可能なことを要求する等の過大な要求

一人ではできそうにない量や質の仕事を押しつけることもしてはいけません。また、義務化されていない宴会や旅行の強制参加、さらに、そこでの芸の披露などの強要もアウトです。

■仕事を与えない等の過小な要求

事務職なのに草むしりをさせるといった、本来の仕事とは関係ない業務を要求してもいけません。

パワハラは程度の差や線引きも難しいこともあり、業種や企業文化の影響、さらには時代によってもとらえ方が変わってきます。

厚生労働省のホームページにも、職場のパワーハラスメントの予防・解決に向けた提言が載っているので、よりよい職場をつくるためにも参考にしてみてはいかがでしょうか。

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