なぜ人は流行にはまるのか -社会心理学の立場から-

なぜ、人は流行にハマるのでしょうか。その答えの1つに「ファッド」という考え方があります。「ファッド」とは「勢い良く広がるが、長続きしない流行」のこと。流行にも種類がある通りファッドにも種類があり、良い面も悪い面もよく知った人でさえハマってしまいます。直近で言うと日本における「デモ」が挙げられそうですが、ファッドかどうかは未だ判断しがたいです。今回は医療/ビジネス/教育などの社会制度における短期的な熱狂「ファッド」について紹介します。


1. 流行(ファッション)とイノベーションとの違い

  • ファッドは一回限り
  • 何らかの神秘性/普遍性を持つ
  • ファッションは反復
  • イノベーションはピークを迎えても衰退せず、普及したまま

2. ファッドが広がる条件

  • 向上心
  • ネットワーク

今あるものをより良くするためには実験が必要です。それが例えファッドであったとしても試さずにはいられません。なぜならば、その中には「イノベーション」が混じっているからです。また、ネットワークと言う名の「つながり」が増えるほど、ファッドは広がります。

3. ファッドのプロセス

  • 発生
  • 急上昇
  • 消滅

何らかの問題が特定(=発生)し、流行に乗る(=急上昇)。しかし、未来にある当たり前のものではない場合、再び代替案が示される(=消滅)。そして。新たなファッドが生み出されるというプロセスをたどります。

とは言え「注目されやすい」など、良い点もあります。ファッドとおもわれるものの中に、イノベーションが混じっている可能性もあるので侮りがたいもの。判断する力を身に着けたいものです。

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