有名ブランドが大事にする3つのこと

有名ブランドが有名ブランドたるゆえん、気になりませんか?
アートディレクターのウジトモコ氏の著書『問題解決のあたらしい武器になる視覚マーケティング戦略』から、ブランドとして成功した企業が大事にしていることを紹介します。


◆ストーリー

成功しているブランドの条件の1つ目は、企業のストーリーが定まっていること。いつ、どこで、なぜ会社が興ったのかということです。

無印良品では、創業以来、どれだけ会社が発展しようと企業経営で核になるもの、、つまり核となる事業、そして本拠地である本社の場所は決して動かさないという決まりがあるそうです。

場所一つをとっても企業の大事なストーリー。ストーリーが明確だと、そのブランドの本質や根源を知ることができます。もし業績を立て直したり、軌道修正を図らなくてはならなかったりする時、このストーリーを確認することで、次にするべきことが明確になり、適切な一手を打てるのです。

◆ポジショニング

成功しているブランドの条件の2つ目は、ポジショニングがうまいこと。つまり市場において、自社の存在価値や強みを発揮できる立ち位置にいるのです。

例えば、「BLUE BOTTLE COFFEE」というコーヒーブランド。競合の「スターバックスコーヒー」が目指すのは、こだわりのインテリアデザインによる、自宅でも職場でもないくつろぎの空間を提供することです。しかし「BLUE BOTTLE COFFEE」は、ハンドドリップで丁寧に1杯ずつ淹れるシステムで、よりコーヒーの味に重点が置かれています。店も地域密着型をめざし、明らかにスタバとの差別化が図られています。強い相手と直接戦うより、「味」という強みを出せるポジショニングが、ブランドを作り上げているのです。

◆時間

ブランドになる条件3つ目は、時間をかけること。
ブランドというのは、ファンに限らず多くの人に周知されているものです。コアなファン以外にもその存在を認めてもらうには、さらに多くの時間を費やすことを覚悟しておくべきでしょう。

認知度を上げるために有名人を招いてイベントを行ったり、ブログやニュースで取り上げてもらったりする広報・PR活動があります。しかし、瞬間ではなく長期的なブランドの未来を考えるなら、捨てるべきは闇雲な周知活動です。

ブランドの持つストーリーやアイデンティティを守り、時代の波を意識しながら静かに時を重ねなければ、ブランドとしては成熟しないのです。「ブランドは長い時間かけて根付くもの」という意識が大事なのでしょう。

以上、見てきたように、ブランドがそのブランドたる根っこの部分はいつも変わらないものなのです。それらを助けるのが「デザイン」。デザインを用いたブランディングやマーケティング戦略の実例が載った本書を参考にしてみてください。

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