ゆるキャラをヒットさせるにはTwitter、Facebookも大事なお仕事。「くまモン」に学ぶWeb

日本ではゆるキャラブームが依然として続いています。そこにはTwitter、Facebookなどのソーシャルメディア活用がポイントです。「くまモン」のソーシャルメディア術を紹介します。


■「くまモン」のTwitter活用術

「くまモン」はTwitterでつぶやいています。フォロワーは平成25年2月10日、15万人を超えました。以前は1万人増えるのに何カ月もかかっていましたが、今では1カ月もかかりません。1日で平均600~700人ぐらい増えています。「○○だモン」というような、語尾が「モン」になる「くまモン語」や、

「よろしくま(よろしく)」
「モンジュール(ボンジュール)」
「くまンタレブー(コマンタレブー)」
などの挨拶は、Twitterでのつぶやきから生まれたものです。

熊本名物の晩白柚にひっかけた、

「こんバンペイユ(こんばんは)」
「おはようございま水前寺公園」

などのダジャレは、少しでも熊本の名産品や名所をPRしたいという「くまモン」の努力のあらわれです。Twitterではフォロワーさんたちが、いろいろなことを話しかけてくれますが、その全てに返事をすることは残念ながらできません。しかし、熊本に関連した話題が広がるような問いかけは、くまモンも積極的に対応をしています。

■「くまモン」がTwitterで誕生日ツイートしてくれる!?

「くまモン」のTwitterーのページを見た方は、 「ハッピーバースデーむ~ぎゅ~からのーカプッ☆」  というツイートが多いことに気づかれたかもしれません。これは、誕生日を迎えたフォロワーさんに向けたくまモンからの「おめでとう!」のメッセージです。

Twitterを始めたばかりの頃は、まだフォロワーさんも数千人台でしたので、くまモンもまめにリプライをしていました。しかしフォロワーが1万人を超えたら、とても全てに応えられない。でもせめて「くまモン、今日はわたしの誕生日なんだ」という人にはリプライをしたい。そこで、「ハッピーバースデーむ~ぎゅ~からのーカプッ☆」と返すのがいつの間にか慣例になりました。

「む~ぎゅ~」はハグをしている擬音。「カプッ」というのは、くまモンが頭を噛んだ音です。はた目からは噛みついているようにしか見えなくても、くまモン本人はキスをしているつもりだという説もあります。

ただ、いつも同じフレーズでは芸がないので、「強めに」とリクエストされたら、「ぎゅ~」を「ぎゅ~~」に、「激しく」と言われたら「カプッ」を「ガブッ」に変えたりと、「くまモン」も細かい工夫をして返すことがあるのが上手です。

■「くまモン」はFacebookも取り組んでいる

「くまモン」はFacebookも取り組んでいます。Facebookのオフィシャルサイトにおける「いいね!」の数は、キャラクター部門に限れば、3位(平成25年2月1日現在)。上にいるのはキティちゃんとナビ豆しばのみです。記事をひとつ投稿すれば、「いいね!」の数はいつも平均で6,000くらいになります。

しかし、いい写真を投稿したときは、伸びが違います。「いいね!」が1万を超えようものなら、その写真を提供したスタッフが「俺が撮った写真だ」と自慢します。写真を撮る人はプロのカメラマンでもなんでもないのですが、撮るからにはくまモンの一番魅力的なショットを撮らなきゃ、と張り切るようになります。これもすぐに反応が返ってくるSNSならではでしょう。

このように「くまモン」は積極的にTwitterやFacebookなどのソーシャルメディアを活用し、上手なPRを行っています。双方が楽しめるソーシャルメディア活用も「くまモン」がゆるキャラとして成功した大きな理由と言えそうです。

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