この暑いのにコンビニでおでんを売っているのはなぜか? コンビニのマーケティング戦略

毎日、酷暑が続いていますが、コンビニでは今、おでんや肉まんを販売していることが。この暑いのに、おでんを買う人はいるのでしょうか。実はいるんです。もちろん、コンビニもそのことを計算しているからこそ販売しています。では、なぜ真夏なのにおでんを売っているのでしょうか。コンビニのマーケティング戦略をもとに紹介します。


■コンビニは「暑い」か「寒い」か、2種類の時期で考える

コンビニでは、2月下旬から8月のお盆まで「気温が上がる」半年間を「昇温期」、逆に「気温が下がる」8月のお盆過ぎから2月の中旬までの半年間を「降温期」と考えます。気温が高い時期は外気温が高いので、基礎代謝量が減少します。気温が低い時期は基礎代謝量が増加します。熱を蓄えようとするからです。そして、外気温が何度であろうが、体温は36.5度前後(セットポイント)を維持しようと人は行動することがわかっています。

■気象の変化で売れ行きも変わる

気象変化から身を守るための生理的な欲求や自然な行動の側面からアプローチする、生活気象マーチャダイジングという考え方に基づきます。気象の変化による「生体機能の変化」を通して、商品の需要予測を行なうのです。例年、お盆を過ぎたあたりから最高気温と最低気温は下がり始めて、昨日よりも今日のほうが涼しいと感じる日が増えてきます。だから、真夏の暑い時でもお盆過ぎになると「おでんを食べたい」という欲求が芽生えてくるのです。

■冷やし中華が2月末頃売られているのも同じ理由

気象統計的としては、例年、2月10日前後が最低気温になり、そこから徐々に気温が上がっていく傾向があります。2月も下旬になると、最高気温が15度に達する日が出現し、昨日よりも今日の方が“暑い”と感じることがあります。そうすると、身体が夏モードになり、冷やし中華があれば食べたくなってしまう、というわけです。

気象の変化によって、並ぶ商品も変わってくるということなのですね。確かに、冷房で身体を冷やしたなんて時も、おでんを食べたくなるかもしれません。実際に江ノ島のローソンでは夏でもおでんが売れています。コンビニのマーケティング戦略参考にしてみてはいかがでしょうか。

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