なぜ木村屋總本店の桜あんぱんは売れ続けるのか? 木村屋總本店のマーケティング戦略

コンビニを見渡してもわかるように、パンの種類は惣菜パンなどを含めれば膨大な種類に及びます。けれども、忘れてはいけないのが定番のあんぱん。特に木村屋總本店の桜あんぱんはデフレ下でも売れ続けています。一体、どうして木村屋總本店の桜あんぱんは売れ続けているのでしょうか? そこには独自の木村屋總本店のマーケティング戦略が隠されていました。


■差別化戦略

木村屋總本店の桜あんぱんには3つの商品コンセプトがあります

1. 日本独自のオリジナリティを目指した

もともと、「パン」は外来品ですが、そこに「あん」を入れた日本らしい独自性を加えました。

2. 季節感

ただのあんぱんではなく、桜をあんぱんに織り込んだ桜あんぱんには、春らしさがあふれています。春が近づくと食べたくなるのは、こうしたコンセプトが浸透しているためです。

3. 名誉に値する最高品質

桜あんぱんは、明治天皇に献上されていました。その名誉から、庶民的なあんぱんであっても最高品質を保証するのが桜あんぱんの特徴となりました。

■ブレイクスルーは人との出会い

桜あんぱんのブレイクスルーは明治天皇に従事していた山岡鉄舟と出会いでした。この出会いによって、明治8年には明治天皇への桜あんぱんの献上が実現しました。この一大イベントが成功したことで、話題となり店も繁盛店になり、木村屋は発展を遂げたのでした。

■ロケーション戦略

四度の火災に見舞われたものの、銀座に本店を構え続けました。ここに一つのロケーション戦略があります。銀座という場所に本店を構え続けることで一流のイメージの定着に成功したのです。今なお、本店で売られているあんぱんは、同じビルのパン工場で焼成されています。

デフレ下でも売れ続ける商品には木村屋總本店のマーケティング戦略に秘密がありました。100年以上売れ続けた商品を紹介している「あんぱんはなぜ売れ続けるのか(井上 昭正)」を読んでみてはいかがでしょうか。

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