ウサイン・ボルトに勝つ方法。企画力を上げる自分の武器の探し方

北京オリンピックで金メダルを獲ったジャマイカのウサイン・ボルト選手と100メートル競走をしたら、絶対に勝てないことは明らかです。では、ウサイン・ボルト選手に勝つためには、どうすればよいでしょうか。今回は企画力を揚げる自分の武器の探し方を紹介します。

■ウサイン・ボルトに勝つ方法

「ヨーイ、ドン!」 で日本語の詞を書けといわれたら、勝てるはずです。つまり、ボルト選手と競うために、同じ陸上競技場のトラックに立つ必要はありません。それよりも「自分は何で勝てるか」ということを、しっかり把握しておくことです。企画をものにすることができる人間は、 「あいつは東大」 「こいつは早稲田の理工」 という職場の中にあっても、余計な情報に惑わされず、自分は何なら勝てるかを知っている人間なのです。 たとえば、企画会議の席を思い浮かべてみましょう。ライバルが秀才派の理論家タイプだとしたら、資料を集めまくって数字でやっつけようと考えます。 「彼は頭がいいゆえに、全部自分で分かってしまって、立て板に水の理論で説明してくるだろう」 それなら、こちらは理屈ではなく、 「理論はともかく、実際の数字はこうなんです」 という攻め方をしていくのです。

■勝ち方は、人さまざま

自分はコツコツやるのは苦手だけれど、人当たりだけはよくて誰とでも友達になれるということでもいいでしょう。記憶力が抜群で、お得意さまの電話番号は、アドレス帳を見なくてもすべて暗記しているということでもいいでしょう。人に負けない自分なりの「武器」を見つけることが大切です。 これからの時代は、司法試験を通って弁護士の資格を持ちながらラーメン屋をやっているとか、医師の免許を持っていながらビジネスマンとして働いているとか、そういうことが「武器」になってくる時代なのです。資格的な「武器」から、自分の中のメンタルな「武器」まで、人それぞれです。

■武器がない人はどうすればよいのか?

勝てる企画や売れる企画を出せそうもないと、あっさりあきらめて白旗を掲げてしまってはいけません。あきらめてしまう前に、もう一度わが身を振り返ってみましょう。自分なりの「武器」が見当たらないという人間でも、「笑顔」が素敵だったり、叱られても平気で「我慢」するのが得意だという人もいるでしょう。その「笑顔」や「我慢」だって、十分に「武器」になりうるのです。多くの経営者が望むことは、自分と一緒にアイデアを練ってくれる幹部がほしいということです。 ところが、優秀な幹部であればあるほど、彼らにいつ寝首を掻かれるか分からないという不安も併せ持っています。たとえば、上司の1人から、 「お前、ちょっと悪いけどこのフライパンを持っていてくれ」 と頼まれたときに、 「なんで、オレがフライパンを持たなければいけないんだ」 といった不満や不平を言わず、 「ま、あの人が言うんだから仕方ないな」 そう思えるかどうかです。3日くらい経ってから、 「あっ、いけない。あいつにフライパンを持たせたままだった」 と行って見ると、まだフライパンを持ったままだった、というような人物をほしがっているのです。どんなに取り柄がなくても、無学で無教養だとしても、そんな「我慢」が最後の「武器」になることもあります。勝つための、自分の「武器」を探すことが大切です。 「こんな企画が勝てる企画だ」、「こんな人物が理想の企画マンだ」というお手本が存在するわけではありません。発想・企画力をつけるために、まずは、自分自身のなかの「武器」を見つけることが大切です。 「企画脳(秋元康)」の詳細を調べる