2012年上半期ヒット商品【書籍編】

日経MJが2012年上半期ヒット商品番付を発表しました。東京スカイツリー、渋谷ヒカリエ、LINE、きゃりーぱみゅぱみゅなど今年人気のヒット商品がたくさん紹介されています。今年はとりわけ、書籍がヒット作としてランクインしていました。そこで、2012年上半期ヒット商品で紹介されていた書籍を紹介します。


■タニタ食堂

社食として利用されていたタニタ食堂。そのレシピが約500kcal前後という低カロリーで健康に良く、しかもおいしいということで大ヒットとなりました。今やタニタ食堂二号店ができるほどの盛況ぶりです。

タニタ食堂のレシピの特徴は4つあります。

1. 500kcalに抑える
2. 常に…調理のとき、ご飯を盛るとき、体重や体脂肪を記録するとき
3. バランスを考える…汁物で満腹感を出す、品目数を増やし、見た目を華やかに、公私共にバランスを取りコミュニケーションを大切に
4. 口に入れるまでの工夫…よく噛むように大きく切る、油は最小限に、調味料を近くに置かない

また、タニタ食堂だけでなく、塩麹を利用したレシピもヒット商品として取り上げられているのも今年の特徴です。

「体脂肪計タニタの社員食堂 ~500kcalのまんぷく定食~(タニタ)」の詳細を調べる

「タニタ式カラダのひみつ: 1定食500kcalおなかいっぱい食べて、太りにくくなる!(池田 義雄)」の詳細を調べる

■『テルマエ・ロマエ』

古代ローマの浴場と、現代日本の風呂をテーマとしたコメディである『テルマエ・ロマエ』。阿部寛、北村一輝などローマ顔の俳優陣で固められた大ヒット映画です。銭湯業界も活発になり、経済効果も出ている、まさに上半期ヒット商品といえます。

「テルマエ・ロマエ(ヤマザキマリ)」の詳細を調べる

■『共喰い』

第146回芥川賞受賞をした田中慎弥の『共喰い』。記者会見の時の独特なキャラクターも記憶に新しいですね。20歳のころから一度も働かずに小説を書き続け、39歳で芥川賞を受賞。世の中のニートや自宅警備員に希望を与えたことも話題となりました。

この作品の主人公は17歳の遠馬。怪しげな仕事をしている父、父の愛人である琴子の三人で川辺の町に暮らしています。別れた母も近くに住んでおり、川で釣ったウナギを母にさばいてもらう距離にいます。日常的に父の乱暴な性交場面を目の当たりにして、嫌悪感を募らせながらも、自分にも父の血が流れていることを感じています。同じ学校の会田千種と覚えたばかりの性交にのめりこんでいきますが、父と同じように暴力的なセックスを試そうとしてケンカをしてしまう……川辺の町で起こる、逃げ場のない血と性の臭いがたちこめる濃密な物語となっています。

■『舟を編む』

2012年本屋大賞の大賞を受賞した三浦しをんの『舟を編む』。書店でも大々的に特集され、大ヒットとなりました。辞書編集部を舞台に、辞書の編集の過程と人間模様を描いた作品です。新しい辞書の編集に携わるという内容に「面白い!」と感じた書店員さんが多かったと評判になりました。

「本屋大賞1位!「舟を編む(三浦しをん)」のポップ集 @ ジュンク堂千日前店」の詳細を調べる

今年も折り返しの地点となりました。上半期大ヒットとなった本をまだ読んでいない方は、気になった本から読んでみてはいかがでしょうか?

    
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