ベストセラー本を生み出す「タイトル」には、秘密があった!

今、「本が売れない時代だ」と言われています。しかし、年間300冊のベストセラーが生まれています。そして、ベストセラーを生み出す人はいつも同じ人です。
天才工場の吉田浩さんは、自ら200冊の本を書き、30年間で1,600冊もの出版に関わり、多くのベストセラー本を生み出してきました。

なぜ、吉田さんは、ベストセラー本を連発できるのでしょうか? ベストセラー本を生み出す秘密「タイトル、サブタイトル、キャッチコピー」のルールを教えてもらいました。


ベストセラーになるかはタイトルが8割

吉田さんは昔、ダイヤモンド・ビック社の社長、藤岡比左志さんに、「本の売れ行きは、タイトル8割、装丁2割で決まる」と教えてもらったそうです。もちろん、本の内容がすばらしいことが大前提ですが、タイトルをつけるときにはこんなルールがあります。

「タイトルは0.3秒、サブタイトルは3秒、キャッチコピーは30秒」

本を認識する時間はたったの0.3秒

本屋さんで、読者が1冊の本を認識する時間は何秒でしょうか? たった0.3秒です。人が書店で本の背表紙を眺めるとき、3秒で10冊くらい確認しています。本1冊のタイトルが頭の中に入ってくる時間は、たったの0.3秒です。

0.3秒は、1回まばたきするくらいです。その時間でキーワードが目に焼きつかないと、その本はこの世に存在しないのと同じなのです。

タイトルは「視覚効果」が必要

過去にベストセラーとなった本で、吉田さんが「すごい」と関心しているタイトルは、

「負け犬の遠吠え」(酒井順子 講談社)
「老人力」(赤瀬川源平 筑摩書房)
「五体不満足」(乙武洋匡 講談社)などです。

一瞬で、タイトルが目に飛び込んできませんか? このように、本のタイトルには「視覚効果」が必要なのです。

サブタイトルは「心理効果」が必要

本には、タイトルを補うためのサブタイトルがつきます。たとえば、「バカの壁」(養老孟司 新潮社)には、<「話せばわかる」なんて大うそ!>というサブタイトルが帯についています。

「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」(山田真哉 光文社)には、<身近な疑問からはじめる会計学>というサブタイトルがついています。

サブタイトルは、タイトルを説明するだけではなく、本の中にどんな内容が書いてあるかを伝えてくれます。しかし、それよりも大事な要素は、読者に「この本は私のために書かれた本だ」と思わせることです。本のサブタイトルには「心理効果」が必要なのです。

キャッチコピーは「イメージ効果」が必要

キャッチコピーは、本の帯に書いてある文章のことです。タイトルやサブタイトルより文字量が多いので、30秒で読める工夫が必要です。帯文で本の中身をセンセーショナルに目立つように解説したり、この本がいかにおもしろいか、いかにすごいかを表します。ちなみに、本に帯がついているのは世界の中で日本だけで、日本独自の包む文化の影響です。

本の内容と帯の説明文は多少違ってもベストセラーとなります。それは、キャッチコピーの使命は内容を伝えるのではなく、イメージを伝えることだからです。そのため、帯には、よく推薦者の写真が使われるのです。

「禁煙セラピー」(アレン・カー KKロングセラーズ)の本では、禁煙とはまったく関係のない格闘家、ボブ・サップの写真が使われていて驚いたことがあります。この本は、毎年、帯を替えることで累計100万部売れています。このように、本のキャッチコピーには「イメージ効果」が必要です。

本のタイトルには「新奇性」と「共感性」が必要

本屋さんで本のタイトルを見ていて、「なるほど」とか、「へーっ」とか、「そうそう」とか、「うんうん」と頷いたことはありませんか? 実は、この「なるほど」と「そうそう」が本のタイトルづけでとても重要なのです。

本のタイトルを考えるときに、「グランドルール」という大きな視点を取り入れることが大切です。極端な話、「グランドルール」がない限り、本を世の中に出しません。「グランドルール」とは、「新奇性」と「共感性」のことです。

ベストセラーになる本のほとんどは、タイトルに「新奇性」と「共感性」があると言っても過言ではないでしょう。

「新奇性」とは?

「新奇性」とは、「なるほど、そうだったのか?」という新たな気づきのことです。これは一般的に新しいことを意味する「新規性」という漢字ではなく、奇抜の「奇」を使って「新奇性」と表現します。

つまり、「この本は今までにないまったく新しい本ですよ」という意味です。すでに出版されている本と同じ本を書いても意味がありません。たったひとつの視点でもいいので、過去にない本を書くことが大切です。

「共感性」とは?

「共感性」とは、「そうそう、その気持ち、よくわかるよ」という一体感です。読者が潜在的に持っていた悩みや心配事をうまく表現するタイトルをつけてください。それによって本も売れます。

「骨盤枕ダイエット」(福辻鋭記監修 学研パブリッシング)が101万部売れましたが、これはもともと「骨盤」という単語に女性が無意識に共感していたために本が売れたのではないかと吉田さんは推測しています。

愛される単語はまだ埋もれている!

未開拓の「愛される単語」はまだまだ、たくさん埋もれています。このように、ベストセラー本を生み出すにはタイトル、サブタイトル、キャッチコピーの付け方が重要なのです。

いつか出版したいと考えている人は、吉田浩さんの著書「本を出したい人の教科書」(講談社 1,400円税別)を読んでみてはいかがでしょうか? 1,600冊以上の出版に携わった吉田さんだからこそわかる、出版できるようになる秘密のノウハウが満載です!

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また、吉田さんは、「これから本を書きたい方」や「地方で本を書きたい方」を対象に、無料で、【ジャイアン出版塾・メール通信】というネット塾をやっています。全21回コースが無料で受講できます。興味のある方はこちらから。⇒

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