世界ふしぎ発見! が28年も続く理由【5匹目のドジョウ作戦】

「世界ふしぎ発見!」という番組、一度は見たことがあるのではないでしょうか? 草野仁さんが司会で、「スーパーひとしくん人形」や「ミステリーハンター」など、数少ない「長寿番組」の一つです。

なぜ「世界ふしぎ発見!」はこれほどまでに人気なのでしょうか?
番組放映時から斬新で、大人気だったのでしょうか?

実はそんなことはないんです。「世界ふしぎ発見!」の放送作家である石田章洋さんに「世界ふしぎ発見!」が28年も続く理由を聞きました。


「世界ふしぎ発見!」は5匹目のドジョウ?

アイデアは別にまったく新しいものでもなくてもいい。
アイデアは、単なる組み合わせに過ぎない。

そういわれると、少しラクな気分になりませんか?
アイデアは必ずしも新しいものである必要はありません。28年も続くロングヒット番組「世界ふしぎ発見!」も、実は、形式自体はオリジナルではありません。

番組スタート時には「なるほど!ザ・ワールド」や「世界まるごとHOWマッチ」など、海外クイズ番組が花盛りでした。そのため、「世界ふしぎ発見!」は、「5匹目のドジョウ狙い」と揶揄されていたくらいです。

「世界ふしぎ発見!」がヒットした理由

確かに、世界を旅してクイズを出題するという形式にはなんの目新しさもありません。でも、「世界の文化や、それを育んだ歴史」にスポットを当てるという要素をプラスαしたのが「世界ふしぎ発見!」の大きな特徴です。

その結果、知的好奇心のある視聴者層の支持を受け、28年も続く人気長寿番組となりました。さらに、ていねいで良質なつくりを心がけたことから、「親が子どもに見せたい番組」といわれたり、「優良放送番組クイズ番組部門」などで評価を受けたことがあります。

過去には、視聴率が低迷した時期もありましたが、こうした特徴があったからこそ、打ち切られることなく、30年近く続いているのです。

先行していたほかの海外クイズ番組はすべて消えてしまいました。でも、最後発の「5匹目のドジョウ」であった「世界ふしぎ発見!」が結局、最後まで生き残ることになったのです。

アイデアや企画は必ずしも新しいものである必要はありません。
「世界ふしぎ発見!」のようなロングヒットする企画を考えたい人は、石田さんの新刊「企画は、ひと言。」がおすすめです。人気放送作家ならではのアイデア論が学べる良書です!

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