会社で痛いアイデアマン! トンガリくんに不思議ちゃん【ウケる企画の方程式とは】

ウケる企画にはある方程式があります。それは、「実現可能性×新しさ」です。どれだけ斬新であっても、実現可能性が低ければ企画が通ることはありません。逆に、実現可能性が高くても企画内容が古ければ実現することはないでしょう。

この方程式を理解すると、痛いアイデアマンにならずにすみます。
今回は、「世界ふしぎ発見!」「TVチャンピオン」などの有名番組を担当した放送作家である石田章洋さんに、ありがちな「痛い」アイデアマンに関する話を聞きました。


あなたの企画がうまくいかない理由

ウケる企画の方程式とは、「実現可能性×新しさ」このふたつが備わっていることです。
つまり、企画は、

1. 実現可能性が低い×新しい
2. 実現可能性が高い×古い
3. 実現可能性が低い×古い
4. 実現可能性が高い×新しい

の4つパターンに分けることができます。
あなたの企画は、どこに位置しているでしょうか? これまでにヒットした企画、通らなかった企画、通ったけどコケた企画をこの4つにあてはめてみると、その企画・アイデアの力がつかめるでしょう。

この方程式からは「やってはいけない企画のタイプ」がわかります。

1. トンガリくん

「オレの斬新な企画がなんで通らないんだ!」

そう思った時の企画は、確かに新しいものだったかもしれません。しかし、本当に「見える」ものだったでしょうか。新しさばかりが目立って、きわめて実現性の低い企画だったのではないでしょうか? つまり、「1.実現可能性が低い×新しい」という企画タイプです。

たとえば「映像なしで音声だけで見せるテレビ番組」などはまさにこのゾーンです。
新しさをひたすら追い求め、イキがった「トンガリくん」になると企画は実現しません。

2. デジャヴくん

「通ったけどコケた」

そんな企画は、通すことだけを優先して、目新しさやインパクトが欠けることが多いものです。テレビ番組でいえば、ヒットしている番組の形式をパクって、出演者や演出を少し変えただけのようなものがここに位置します。つまり、「2.実現可能性が高い×古い」という企画タイプです。

どこかで見たことのあるアイデアばかり出していると「デジャヴくん」になってしまいます。フレームは二番煎じでも構いません。ただしそこにプラスαがなければ、仮に通ったとしてもヒットすることはないでしょう。

3. 不思議ちゃん

「なんだよ、この企画は!」

そう徹底的に叩かれてしまった企画。これは、新しさもなければ実現の可能性も低いものです。つまり、「3.実現可能性が低い×新しい」という企画タイプです。

石田さんが参加していた「TVチャンピオン」の企画会議で、ある若手の女性放送作家が「心の優しい人ナンバーワン決定戦」という企画を提出したことがありました。その中身は「森の中に立って両手を広げ、一時間に何羽の小鳥をその指に呼び寄せることができるか」を競うものでした。

普通の小鳥は1点だけど青い小鳥を呼び寄せることができたらボーナスポイントで3点にする」という・・・…。
ディズニー映画の「白雪姫」以外に、青い小鳥を呼び寄せることのできる人類が実在するのかどうか、誰にもわかりませんでした。

彼女はその後も「速読王選手権」という、どうやって映像にしていいのかわからない企画や、「イクラプチプチ王選手権」といった、もはや何を競うのかわからない企画を提出していましたが、やがて会議から姿を消しました。その後の彼女が青い鳥を見つけたことを心から願ってやみません。

あなたも「不思議ちゃん」にならないよう気をつけてください。

目指すべきは、新しくて見える企画です。つまり、「4.実現可能性が高い×新しい」という企画タイプです。

石田さんに教えていただいたように、企画にはある程度のロジックがあります。「会議で自分のアイデアが通らない」と悩む人は、石田さんの新刊「企画は、ひと言。」を読んでアイデアマンになるヒントを学びましょう!

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