クリエイティビティってどうやって手に入れるの? あの世界的人気企業から学ぶ、発想力の秘密

日本人のクリエイティビティは世界一だという調査結果があることをご存知ですか?「そうは言っても、自分にクリエイティビティなんて・・・」と感じる人がほとんどかもしれませんね。そもそもクリエイティビティとは何だ、と思っている人もいるのではないでしょうか。

本書『世界で最もクリエイティブな国デンマークに学ぶ発想力の鍛え方』では、デンマークという北欧の小国に存在する多くのクリエイター、クリエイティブな企業を紹介しています。実はデンマークは、日本同様、資源の少ない小国で、新たなものを生み出そうというクリエイティビティを高め付加価値の高い産業を育ててきたことで有名なのです。例えば、世界的に知られる『レゴ』という子供向けブロックを作る企業。なぜデンマークから、世界中の子どもたちに夢を与え続けられるような企業が生まれたのでしょうか。今回はそのクリエイティビティの秘密をいくつかお教えしましょう。


■組織内の壁をなくす

多くの企業が苦労するのが、部門の壁を取り払うということ。それをレゴは見事にやってのけました。多くのアイデアを生み出すには、異なる分野の社員がみんな緊密に協力し合うことが非常に重要です。また、年齢や性別にも関係ないグループを作ることで、クリエイティブなアイデアがより生まれるといいます。レゴのデザイナーは入社初日から新製品開発に参加することができ、企業の一員であるという責任感を高め、自分の価値を認識することができるのです。これにより、いくつもの大胆でおもしろいアイデアを生み、レゴの人気を高めることができたというわけです。

■「子供たちはブロックが好き」という事実

1990年代から2000年代にかけ、レゴは2度の大きな危機を経験しています。それは、自社製品を複雑化しすぎて、単純なことを忘れてしまったからだといいます。それが、「子供は今でもブロック遊びが好き」という事実です。そしてレゴは、市場の調査・研究を行い、レゴの伝統の持つ強さといったコアバリューに目を向けたのです。物事を複雑化してしまったレゴですが、結局は、単純なアプローチに立ち返ることで、危機を脱したのです。

■創造力を刺激するためのクリエイティブな商品

レゴは、顧客が何かを想像するきっかけとなるような製品を生み出すという目的を強調しています。子供たちのクリエイティビティをくすぐり、刺激する力を元にレゴは成長してきたといっても過言ではないでしょう。さらに商品開発の時点で、ユーザー主導のイノベーションを創出しており、商品を市場に出す前に700人以上の子供たちに実際に遊んでもらっています。子供が「すごい!」と反応する商品は方向性が間違っていないと言えるのです。子供、つまりユーザーの反応を認識することは、クリエイティビティの創出にはかかせないのです。

今回はレゴのみの紹介でしたが、本書にはその他、世界のベストレストラン50で4年連続1位の『ノーマ』、デンマークから生まれ、イギリスや日本でも大ヒットしたドラマ『キリング』のドラマ責任者など、多くのクリエイティブな人物、企業を取り上げています。読んだらクリエイティブなヒントを得られること、間違いなしです!

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