マッキンゼーのリサーチャーが教える、信頼できる情報を集める方法

ビジネスにおいて重要な、「情報収集スキル」。しかし、情報を集めるといってもどこをどう探れば信頼でき尚且つ他の人と差がつく情報が手に入るのでしょうか。
マッキンゼーで数多くの情報収集をこなしてきた、プロリサーチャー上野佳恵氏が、その極意を伝授します。


◆インターネットは信頼できるのか?

今や検索窓に気になるワードを入れるだけでたくさんの情報が手に入る時代。しかし、インターネットの情報はどこまで信頼していいものなのでしょう。
ここで意識してほしいことがあります。それはインターネット自体は何ら情報を作り出してはいないということです。インターネットは様々な情報を発信している個人や団体・企業などをネットワークで繋げているだけであり、「情報源」はインターネットでつながっている先にあります。
だからこそ、インターネットで見つけた情報が信頼できるかどうかのポイントは、その情報の発信者と発表者にあるのです。
その記事は誰が発信しているのか。記事内の情報は誰が発表しているものか。情報源は辿れるか。情報発表者は信頼に値するか。これらをチェックすれば、たとえネット上で信頼できる情報は手に入れることができます。情報の発表者と発信者がわからないウィキペディアは、参照には使っても情報源として使うのはNGです。
「インターネットはあらゆる情報源を繋げている」と意識さえすれば、検索効率は一気に上がるはずです。

◆社会情勢が見える場所、過去の情報が蓄積されている場所

情報が集まる「場」はインターネットだけではありません。書店や図書館も情報が集まっている場所です。
ある業界の市場規模と言った特定のデータを得たいという場合には、インターネットの方が早く調べられるでしょう。しかし、その業界の最近の動向を知りたいと思ったら、大型書店に行くのが良いでしょう。統計書から調査資料、ビジネス書、解説書まで揃っています。また、その業界の歴史を紐解こうと思った時には図書館の出番です。
書店のフロアで平積みされている本を見れば、今のトレンドがわかります。また、それらの本をどのような人が手に取っているのかを観察してみれば、世間の動向をうかがい知ることができるのです。
一方、過去の情報が蓄積されている図書館は、歴史を読み解くのに役立ちます。

書籍はネットに比べ、膨大な量の情報が体系だてて整理されています。これは大きなメリットです。また、ネットのブックマークは埋もれてしまいがちですが書籍はいつまでも手元に置いておくことができます。時系列での情報蓄積はネットより書籍の方が得意なのです。
また、雑誌には業界全体の動向がまとめられています。過去1,2年分の雑誌記事を集めれば、最近の情勢は十分見えてくるでしょう。

◆一次情報で差をつける

今まで上げた情報源は、調べようと思えば誰でも調べられる情報です。それよりも一歩先に進んだ情報を手に入れたいのならば、ヒアリングやインタビューといった一次情報に当たるのがオススメ。実際に現場に行き、生の声を聞けば、数字上からは見えてこないものが見えてくるはずです。
また、対面でインタビューすることによって、その時自分が気になったことをその場で深く掘り下げることができます。その情報は誰も得ていない自分だけの情報となります。

情報の正しい収集方法を身につけ、誰からも信頼される資料を作れる一流ビジネスマンになりましょう!詳しい資料作成術については、『「速さ」と「質」を両立させるデッドライン資料作成術』(上野佳恵著)に紹介されています。

    
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