『Evernote』+『モレスキン』でデジタルもアナログも使いこなそう

ここ数年、着実にユーザー数を拡大している『Evernote』と、長い歴史を持つノートブック『モレスキン』。この両者が手を結ぶことになりました。デジタルとアナログの融合はうまくいくのでしょうか?


■デジタルで記憶するノート『Evernote』

『Evernote』は、WebページやPDF、画像などのさまざまなデータを、PCやスマートフォン、タブレットといった端末からクリップすることで、サーバー上に蓄積し、いつでも好きな時に取り出せるクラウドベースのノートです。

2008年にサービス開始後、またたくまにユーザを増やし、2012年8月現在では実に4,000万人ものユーザ数を誇ります。

利用はとても簡単です。『Evernote』のサイトでサインアップしてPCやMac、あるいはiPhoneやAndroidのアプリをインストールするだけ。簡単な操作でさまざまなデータを取り込むことができます。後で使う可能性のあるものはすべて記憶させ、いつか必要になった時に検索で取り出せるようにしておく。必要な物は『Evernote』上にあるという安心感。これが『Evernote』を使いこなすポイントです。

■アナログで記憶するノートブック『モレスキン』

一方の『モレスキン』は、イタリアのモレスキン社が販売するノートブックです。

角が丸く、長方形で、撥水加工された黒く硬い表紙とノートブックを閉じるためのゴムバンドが特徴のとてもシンプルなノートブックです。

オリジナルのモレスキンは、その昔、フランスの製本業者によって作られ、ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ、パブロ・ピカソ、アーネスト・ヘミングウェイといった芸術家や思想家に愛されてきました。

いったん生産を終了したものの、その後復刻され、年間1,300万冊以上も売れているノートブックです。

モレスキンは小さくて堅牢。ちょっとした雨なら濡れても大丈夫。ページ数も多く、シンプルゆえに自由になんでも書くことができます。いつでも身につけ、思いついたことを書き留めるのに最適です。

■デジタルとアナログの融合

かたやデジタルノートの申し子『Evernote』、かたやアナログ手帳の代名詞『モレスキン』。

この2つが、手を結ぶことになりました。

2012年10月1日、『Evernote』と『モレスキン』が連携するノートブック「Evernote スマートノートブック by Moleskine」が登場します。

■アプリと連動

『Evernoteスマートノートブック by Moleskine』は、特別な点線により、手書きのアイディアやスケッチを『Evernote』に取り込みやすいようデザインされています。

今のところ、iPhoneアプリ『Evernote for iOS』のみが対応していますが、いずれAndroid版も対応するでしょう。ノートブックのページをアプリを使って撮影すると、デジタル化され『Evernote』上に保存することができます。

いざというときはアナログのほうが早いです。思いついたアイディアは忘れないうちにさっと『モレスキン』に書き留めて、後からデジタル化しましょう。

デジタル化してしまえば、『Evernote』の便利機能が使えます。保存されたデータは、タグを付けることによって整理でき、時間や場所、機器(PCやスマートフォン、タブレット)を問わずアクセスすることができます。またEvernoteの手書き文字認識機能により検索も可能となります。

まさに両者のいいとこ取り。

■果たしてその使い勝手は?

これまでにもメモ帳上のアナログデータをデジタルに変換しクラウド上にアップロードする製品はありました。しかし、どちらかというとデジタルが主で、あくまでも『Evernote』ユーザーが手書きメモを『Evernote』上にアップロードしたいといったニーズ向けの製品でした。

『Evernoteスマートノートブック by Moleskine』は、単体のモレスキンノートブックとしても違和感なく使えます。これまでのメモ帳的な製品に比べると、アナログ寄りの製品だと言えるでしょう。

これまで、モレスキンを使っていたアナログユーザに対するデジタル化への架け橋となりうるのか。また、デジタル一辺倒だったユーザーに『モレスキン』の独特な魅力を感じさせることができるのか。

おもしろい製品だと思います。

デジタルとアナログ。どちらにもメリット・デメリットがあります。

この機会に、両方に触れてみませんか?

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