完全主義の落とし穴!? 日本人はなぜ意思決定の決断タイミングを逃すのか

日本人は決断がヘタと言われています。なぜなら、日本人には完全主義が多いからです。完全主義による落とし穴、「日本人がなぜ決断のタイミングを逃す」のかについて紹介します。


■日本人が抱く決断への恐怖心

日本人の多くは決断することへの恐怖心が強すぎます。確かに決断には責任が伴います。失敗すれば非難もされます。しかし、そういう重責への耐性が、日本人には足りないのです。だから問題は常に先送りされるのです。いくら状況が悪くても、本質的な問題は放置され、もし自分がリーダーを務めているとき、破滅的な結果が顕在化すれば、「運が悪かった」と自分を慰めます。この国の総理大臣たちでさえ、なんら変わらないのです。しかし、こういう態度こそが本当の無責任であって、的確なデシジョンを行って最悪の事態を切り抜けることこそリーダーの最低限の務めのなのです。

■完全主義ゆえに決断できない

もう1つ、日本人の決断を阻害する大きな要因は無邪気なまでの完全主義です。完璧な解答を求めすぎて、決断のタイミングを逸してしまうのです。海外で通用する日本人が少ないのも、完璧主義が原因です。

例えば、多くの日本人は頭の中で「この英語で果たして正しいのだろうか?」と考えすぎて、結局しゃべれないでいます。国際会議などでも、他の非英語圏の人々は自分のブロークンな英語でも、タイミングよく意見を伝えるが、日本人はワンテンポもツーテンポも遅れて意見を言います。だからバカにされてしまうのです。自分の意見よりも、完璧な英語が優先されるという倒錯にまったく気づいていないのです。

ビジネスは戦争と一緒で刻々と変わる市場の中で、相手の戦力、作戦を推理し、その一枚上を行く戦略を遂行しなくてはいけません。そんな状況の中で勇断を引き延ばしにしたり、問題に毅然と立ち向かわなければ足もとをすくわれてしまうのです。「どのくらい完全主義を捨てられるか」が勝負を分けるカギとなるのです。

完全主義から脱却して、意思決定の決断タイミングを逃さないようにしましょう。

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