原因と結果を意識する

ビジネスシーンにおいて、プランを立てたのは良いが、なかなか上手くいかず、もどかしい思いをしたことのある人は少なくないでしょう。しかし、あらゆるトピックには原因と結果が存在するものです。

何をすればいいのか?

中室牧子と津川友介による『「原因と結果」の経済学:データから真実を見抜く思考法』(ダイヤモンド社)では、物事には原因があって結果がある、という点を強調した本です。本書では、ビジネスだけでなくあらゆる場面において判断を迷う時には、データによって線引きをするのが最適解を導きやすいのだと記しています。

例示が多い?

本書においてはいくつも例示がなされています。たとえば、テレビは害悪であるため「テレビを子どもに見せると成績が下がる」といったことは本当にあるでしょうか。あるいは「偏差値の高い学校へ入れば良い就職ができる」というのは本当なのか、といった問いかけです。本書ではそれぞれのトピックからビジネスのパターンまで紹介されています。似た者同士を組み合わせるマッチング法、第三の変数を利用する操作変数法といったものです。複雑なビジネスシーン、あるいは現代社会にどのように立ち向かってゆけばいいのか、ひとつの方法論を示してくれている本であるといえるかもしれません。基礎的な内容から記されていますので、まず手にとって考えてみることが重要だといえるでしょう。