数学的思考を身につける

文化系の出身者にとって数学的思考というものは苦手とする分野のひとつです。「自分は文系なので」というフレーズが口をついて出ることがありますが、それを言い訳にしてはいないでしょうか。逆に考えてみるならば、数学的思考を少しでも身につければ、それは将来に対して大きなスキルとなる可能性を秘めています。

何を学べば良いのか?

ジョーダン・エレンバーグ著、松浦俊輔翻訳による『データを正しく見るための数学的思考』(日経BP社)は数学的思考のイロハについて解説している本です。データを正しく見るにはどういう方法を取ればいいのか、どうしてそうした思考が間違ってしまうのか、そういった点について細かい解説がなされています。

間違いのパターンを列記

本書の見どころは、間違いのパターンについての解説がなされている点でしょう。要するに、何が正しいのかというよりは、間違った思考をしないためにどうすればいいかというメソッドが紹介されているのです。そうしたことをきっちりと頭に入れておけば、どこで間違ってしまうのかといった部分がわかるようになり、間違ったパターンを繰り返さないようになっていくでしょう。数学的思考を身につけていくために役立つ本ですので、まずは手にとってみてはどうでしょうか。