考えるとは何なのか

仕事をしていると「よく考えろ」と指摘されることがあります。「考えていない」という批判もあるでしょう。しかし、そもそも「考える」とはどのようなことなのでしょうか。ぱっとアイデアがひらめくこともあれば、時間をかけても考えがまとまらないこともあります。そのような考えをめぐって、堂々巡りを繰り返している人にとっておすすめなのが細谷功による『考える練習帳』(ダイヤモンド社)です。

考える方法

本書では、あやふやになりがちな考える方法、思考法についての解説がなされています。まず本書で強調されているのは自分の頭で考えるということです。これは余計な知識や情報はかえってムダになるという理由があります。さらに、そうした思考を繰り返すことによって、人生の楽しみも見いだせると著者は説きます。確かに、子供の頃などに、自分の力で理解へ至ったときの、根源的な喜びはあるでしょう。

考えの裏技

さらに、本書では正攻法だけではなく、考えの裏技も紹介しています。モヤモヤに耐えること、あえて空気を読まないこと、そうした無謀なチャレンジを行うことによって、新たな考えに至ることもあります。いわば思考の殻を破ることもひとつの目標としてあるのかもしれません。本書は、自分の考え方を獲得するための重要な一冊となることでしょう。