没頭力をきたえよう

この世界には情報が溢れています。さらにインターネットではあらゆる動画や読み物を無料で見ることができます。なかには違法にアップロードされたものもありますが、オリジナルのコンテンツもあります。名の知られたクリエイターや業者の作品ではなく、素人が作った何気ない作品もいいものです。しかし、これらはただ、だらだらと消費していくだけで過ぎていってしまいます。そこにあるものは虚しさではないでしょうか。


没頭力が必要?

そんなときに求められるのが吉田尚記による『没頭力 「なんかつまらない」を解決する技術 』(太田出版)です。何かに没頭した経験は誰しもあるでしょう。しかしそれは若いころに限られてしまうものです。ある程度年齢を重ねてくると、体験や知識といったものが入ってくるせいか、何をやってもどこかで見たことがあるような感覚から抜け出せなくなってしまいます。そこにあるのは没頭力の欠如というべきものではないでしょうか。誰もが人生において出現するラスボスとして「何をしてもつまらない。現状に満足していない」といったものがあります。そこを乗り越える方法こそ、没頭力なのです。

あらゆる世代に有効

本書の著者である吉田尚記は、ニッポン放送のアナウンサーとして活躍する一方で、ツイッターを活用した本を書いたり、あるいはアニメやゲームなどのサブカルチャーに詳しかったりと、マルチな活躍をしています。アナウンサーとして人に言葉を伝える仕事をする一方で、自らも人生を楽しく生きようという姿勢をストイックに求めています。著者はもともとアナウンサーとしてこれといった得意分野がある人物ではありませんでした。しかしながら、何にでも興味を持ち、頼まれた仕事を断らないようにしているうちに、仕事に没頭できるようになっていったという経緯があります。この没頭力は、人生やライフスタイル全般ばかりではなく、仕事にも応用できることは間違いないでしょう。

    
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