物事を続けるために大切なのは計画すること。続けるための時間管理術

物事を続けるために大切なことは計画することです。最初に計画を立てることによって、その計画通りにことを進めれば、あれこれ考えねばならない時間が少なくなるため、結果的に身心に良い影響を及ぼします。続けるための時間管理術を紹介します。


人は計画通りにいくと気分が良くなる

人は、基本的に自分の計画通りにいっているか、いっていないかで、気分が良くなったり悪くなったりします。ですから、最初に思った通りにやるべきなのです。それにもかかわらず、それができないのは、欲があるからです。その欲に流されたい、すると気持ちが良いのではないかと錯覚するのですが、結果的には本来やるべきことができず、心の奥では「本当はあれをすべきなのに」とか「まだあれをやっていない」などと思考のノイズが響きわたり、苦の総量が増加します。ですから、計画したことは貫徹するということを、ひとつのエクササイズとして心がけてみましょう。

計画を貫徹するための3つのルール

1. 最初に計画をじっくり立てる
2. 計画を貫徹しないと、あとで嫌な思いをすることを、あらかじめ自覚しておく
3. 計画を邪魔するようなものは見ない訓練をする

最初の計画はかなりきっちり立てることです。この時間内にすべきこと、必要最低限のことをリストアップし、どの順番にしたら効率的にできるかをしっかり考える。そして順番を決めたら、基本的にその順番は変えないことです。たとえばAの作業に30分と計画したら、全部終えていなくても、とりあえず30分でAの作業は切り上げます。もっとやりたい気持ちに流されず、計画に沿って次の作業Bに進み、片づかなかったAは後からやり直します。

計画通りに仕事が終わらなかったとしても、一応、ルール通りに次の仕事に進んでいるわけですから、ダラダラと続けずに「30分で切り上げた」スッキリ感も多少は感じられ、メリハリも出てきます。大事なことは、しっかりと計画を立てることです。つい途中で「この順番で良かったか」とか、「やっぱりこれを先にしよう」などと余計な思考が出てきにくくするためにも、先に合理的な計画を立てます。計画を立てるだけの時間をしっかり取ることです。急いでいる時は、つい計画を立てないまま作業を始めてしまうかもしれませんが、自分の計画がこれで良いのかと迷いながら作業を進めると効率が落ちますから、最初にきちんと計画する時間を取ったほうが、結果的には損をしません。

また、途中でインターネットのニュースやウェブを見たいのであれば、最初から20分などと時間を決めておいて、それ以上にならないようにします。休憩や無駄をしても良い時間を決めておいて、しっかり守るのです。そのためにお勧めなのは、キッチンタイマーです。携帯電話やパソコンのストップウオッチ機能ではなく、独立したタイマー機能のほうが良いでしょう。他の機能がついたものだと「携帯電話で時間を見る」というのを口実にして、ついつい携帯電話のメールをチェックしたり、余計な時間を取られてしまうからです。

この仕事は1時間と計画を決めたら、1時間後にタイマーが鳴るまで、計画のことは考えずに仕事に没頭します。計画を考える時間と、計画のことを考えずに没頭する時間のメリハリをつけるということです。2. の「貫徹しないと後で嫌な思いをすることを、あらかじめ自覚しておく」ことを念頭におき、自ら定めたルール通りに進めていきます。そして重要なのは、ルール通りにいかず嫌な思いをしたときは、「ほーら、ルールを破るから嫌な思いをするでしょう」と学習し直すきっかけにすることです。

3. は、仕事でパソコンを使う時も、必要な時以外はネットにつながない、情報の多いページは「ホーム」に設定しないなど、最初から避けるやり方もあります。しかし、思考の流れに負けてしまわないエクササイズとしては、「あるけど見ない」訓練をするべきです。メールを書くと決めたなら、パソコンを立ち上げてもメールのボタンだけを見て、メールだけにぐーっと集中する訓練をします。

計画が遅れるのは当たり前、誘惑に引きずられるのは当たり前と思わずに、最初の計画を守り、気分によって順番を狂わせない練習を続けると、単に仕事がはかどるだけでなく、本来すべきことがあるのに、それより刺激の強いものに意識がそれてしまうという心のクセを修正する練習にもなります。思考や欲、怒りが、瞬間的にバッとわき上がってきても、そこでとどめて、いますべきことに心を戻すことができるようになってくるでしょう。

物事を続けるためには計画することが大切です。続けるための時間管理術をうまく活用しましょう。

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