文章力を上げる「しりてが」接続詞の使用ルール。「が」問題が厄介

日本語で「and接続詞」の代表といえば、「しりてが」です。とりわけ「が」は、「 but(逆接)」だけでなく「and(順接)」としても使われるやっかいなものです。文章力を上げる「しりてが」接続詞の使用ルールの中で厄介な「が」問題を紹介します。


「が」問題

「が」問題は、半世紀前から指摘されている問題です。

例:「来月ならば参加可能だが、今月は無理だ」(but)
例:「私は来週の会議に出席する予定だが、あなたも出席しないだろうか?」(and)

ロジック表現としては困りものなのですが、「しりてが」接続詞は日本語と切っても切れない関係にあり、まったく使わずに文章を書けと言うのも無理があります。そのため、書くプロセス限定で「しりてが」を部分解禁とします。

すなわち、書くプロセスにおいて、メッセージ文章についてはピラミッド同様「しりてが」禁止ですが、メッセージを支持・説明する補足説明文に限り、2つか3つまでなら見逃し可とします。もちろん、考えるプロセスやピラミッドを作成するときは全面禁止です。

例:「結論から言えば、業務用市場に関しては十分なビジネスチャンスがあると判断します。非常に仮説的であり、さらに詳細の検討が必要なことはもちろんではありますが、積極的に検討する価値があります」

この例では第一文がメッセージ文です。「しりてが」なしの1つの文章で明快に表現されています。第二文が補足説明文です。ここでは、「しりてが」を用いて3つの文をつないでいます。このぐらいであれば問題ないと思います。

「しりてが」をなるべく使わないようにするには、何より自分自身が「しりてが」に敏感になることです。新聞でも雑誌でも、「しりてが」を見ない日はないといっても過言ではありません。文章力を上げるためにも、「が」問題乗り越えましょう。

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