オバマ氏、村上春樹氏も使う心を感動させる技術「ギャップ法」

数々の人たちを感動させてきたコトバがあります。

「1にならなくてもいい もともと特別なOnly one」(世界に一つだけの花)

「事件は会議室で起きてるんじゃない! 現場で起きてるんだ!!」(踊る大捜査線:青島俊作)

「お前の為にチームがあるんじゃねえ チームの為にお前がいるんだ!!」(SLAM DUNK:安西先生)

「高く、堅い壁と、それに当たって砕ける卵があれば、私は常に卵の側に立つ」(エルサレム賞受賞スピーチ:村上春樹)

これらのコトバたちはすべてギャップ法を使えばつくることができるコトバです。今回は、オバマ氏、村上春樹氏も使う心を感動させる技術「ギャップ法」を紹介します。


■感動させるコトバを作る方法がある

これらのコトバは多くの人たちの胸を打ってきました。それをあなたもつくれると思うとワクワクしませんか?人を感動させられるようなコトバなんて、そうは言えるものじゃなかったですよね。 でも、それは人の心、感情の動かし方を知らなかった今までだから。感情エネルギーを最大限にする方法を知らなかっただけなのです。

■好きという言葉を感動に変える

例えば、今までは、 あなたが好き。 と言っていました。ストレートな言い方です。これを基準に考えてみましょう。

ここに、コトバエネルギーを高められる方法があります。 それは、スタート地点を下げ、言いたい意味に、ギャップをつくってあげるのです。 嫌いになりたいのに、あなたが好き。

あえて、「好き」と反対のワード「嫌い」を使ったことにより、強いギャップが生まれます。すると「好き」に強いコトバエネルギーがのるのです。ここで、たまたま思いついて「嫌い」というコトバを入れたのではありません。意識して、反対のコトバを入れることで、強いギャップをつくりだしたのです。 これは、私がコトバの仕事を始めて悩んでいたときに気づき、強いコトバはつくれると突破のきっかけになった方法です。 もうひとつ例を見てみましょう。 これは私の勝利ではない。あなたの勝利だ。             (オバマ大統領就任演説) 人々を熱狂させたオバマ氏の大統領就任のコトバ。彼がもともと言いたかったことは何でしょう? これは、あなたの勝利だ。

そう言いたいのです。選挙を戦ってきた人々への称賛です。でも彼は、あえて「あなた」の反対側である「私」というコトバをその前に使ってギャップをつくりだしたのです。 これは私の勝利ではない。あなたの勝利だ。

このコトバこそが、人々の感動を最高潮にしたものでした。演説を聞いて、涙を流す人たちもいました。ですが実は、オバマ氏がその場でこのコトバを思いついたのではありません。 オバマ氏にはジョン・ファブローという演説ライターがいます。オバマ氏の言いたい趣旨を、より感動的に伝えるコトバにつくりかえたのです。この感動はつくりだされたものなのです。 私は、オバマ氏の演説の批判をしているわけではありません。むしろその逆です。演説に私も感動しました。同時に「上手だな、やられた!」とも思いました。 私は政治について、知見があるわけではありません。ですがコトバの専門家として、日本の政治に圧倒的に足りないのは、「政策」ではなく「感動」だと思っています。人は規則では、動きません。人を動かすのは「感動」です。

感動をつくるには、ただ伝えたいことをそのまま言い放つのではなく、伝えたい内容にギャップをつくることです。順を追って説明しましょう。 最も伝えたいコトバを決める。 伝えたいコトバの正反対のワードを考え、前半に入れる。 前半と後半がつながるよう、自由にコトバを埋める。

たったこれだけであなたも心を感動させる技術「ギャップ法」をマスターできます!

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