良い文章を書くためにすることは2つだけだった

パソコンが普及した現在、手書きでものを書く機会がガクッと減りました。パソコンのお陰で、速く正確に文が書ける時代が到来したものの、文章を書く機会自体は増加しているように思えます。小説家ならずとも良い文章は書きたいもの。そこで今回は文章を書く時に意識したいコツを紹介します。たったの2つなので、お手軽に実践できます。


1. 修飾する側とされる側は直結させる

まず大事なのは「説明する言葉とされる言葉を隣り合わせにする」ことです。例を見てみましょう。

「私は 小林が 中村が 鈴木が 死んだ現場に いたと 証言したのかと 思った。」

この文章では、「小林と中村と鈴木」の誰の「死んだ現場で、誰がいて、誰が証言した」のかわかりません。そもそも、ここまで極端に分かりにくい文章を書く人はいませんが、誰が何をしたのかがハッキリしていない文章は何となく書いてしまうものです。そういった文章を修飾する側とされる側を直結させるとこうなります。

「鈴木が 死んだ現場に 中村が いたと 小林が 証言したのかと 私は 思った。」

こちらの方は、誰が何をしたのかハッキリしている分、読みやすいですよね。補足として、主語と動詞も隣り合わせにしても同じ効果が得られます。

2. 長い修飾語ほど先に、短いほどあとにする

2つ目は「長いものは先に言い、短いものは後に言う」というのを心がけることです。例えば

「明日は雨だとこの地方の自然に長くなじんできた私は直感した。」

 
と言う文章があります。この文章は「この地方の自然に長く馴染んできた私」という部分を先に持ってくることで読者にやさしい文章になります。

「この地方の自然に長くなじんできた私は明日は雨だと直感した。」

といったふうにです。こちらのほうがスッと意味が入ってきますよね。

日本語は表現の幅が広い豊かな言語です。それ故、読みづらかったり難しくなるのは必然だったりします。その塩梅を上手く使い分けるのが日本語を上手に使うコツです。

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