中高生からの論文入門とは?

論理的な文章というのは、なかなかすぐには書けないものです。年齢を重ねたからといって、すぐに書けるというわけでもありません。そこにおいては、どういったものが重要となるのか。その部分をベーシックな部分から解説した本が小笠原喜康、片岡則夫著作による『中高生からの論文入門』 (講談社現代新書)です。中高生向けとは銘打っているものの、内容は大人向けのものとまったく同じものです。それでありますから、論理的な文章を書いてみたいが、まずはどう書けばいいのかわからないという人にとっては、まず手にとっておくべきおすすめする本であると言えますね。

論文探求学習

本書では有名中学校や高校で取り入れられている新しいカリキュラムである論文探求学習をベースとする本です。これは大学生や大学院生の卒業論文や修士論文などとまったく同じ作業です。テーマを立てて、研究計画を立てて、図書館で参考となる資料を考えるといったものです。

調査研究

さらにはフィールドワークや調査研究といった具体的な作業の方法についても記されています。そこから素材をもとにした結果の分析といったものがあります。そこでは統計的な手法が使われることもあります。それによって単なる意見から、ひとつの現象として立ち上がってくるわけです。引用のルールやパワーポイントの使い方といった部分まで記されていますので、まさに論理的な思考と作業に役立つ一冊だと言えるでしょう。