自転車放置を止めるキャッチコピー術

さて、課題です。「自転車を置かないで」 あなたの家の前にいつも自転車が置かれて困っているとします。看板にどんなコトバを書けば置かれないようになるでしょうか?


■効果的なキャッチコピーを作る3つのステップ

ステップ1
自分の頭の中をそのままコトバにしない
ステップ2
相手の頭の中を想像する
ステップ3
相手のメリットと一致するお願いをつくる

このステップに従ってコトバをつくってみましょう。

■自分の頭の中をそのままコトバにしない

まずは、ステップ1です。頭で思っていることをそのまま口にするのをやめましょう。現に、「自転車放置禁止」と書いてあったとしても、人はそんなものには見向きもしません。

■相手の頭の中を想像する

ステップ2です。相手の頭の中を想像してみましょう。「自転車を置かないで」とお願いしても、もともと放置自転車をしているのだから、「禁止されたって置いちゃうよ」というのが自転車の主の頭の中でしょう。

ここではどの切り口を選ぶといいでしょうか?

「相手の好きなこと」
「嫌いなこと回避」
「選択の自由」

あたりからつくれそうです。答えはひとつではありません。切り口から、いくつもつくることができ、選ぶことができます。その中で一番効果のありそうなものをあなたが選択してください。

「相手の好きなこと」で相手の頭の中を考えると、「もっと駅の近くに置きたい」といったものがあるでしょう。

「嫌いなこと回避」で考えると、「自転車がなくなったら困る」といったのがあるでしょう。

「選択の自由」で考えると「(ここじゃない)駅に近い場所や、安全な場所に置きたい」というキモチを想像できます。ここでは、「嫌いなこと回避」を想像してみます。自転車を置いておいてイヤなこと自分の自転車がなくなったらイヤですよね。

■相手のメリットと一致するお願いをつくる

ステップ3です。それをもとに、相手のメリットと一致するお願いをつくります。自転車がなくなったら困るというなら、「ここに置くとなくなりますよ」もしくは「捨てられますよ」と。これがあなたの求める「自転車を置かないでほしい」と、相手の求める「なくなったら困る」を一致させたコトバです。自分の頭で思ったコトバをストレートに看板に書くなら、「自転車を置かないで」となります。ですがそれでは求めるような効果はないでしょう。一方で「ここは自転車捨て場です」とあれば、さすがに置かないですよね。

相手の頭の中からコトバをつくれば、相手を動かすことができるのです。人を動かすキャッチコピーを作りたい人は本書を読んでみましょう!

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