仕事ごっこしていない?

仕事をしたつもりになってしまう現象というのはありますね。ただなんとなくパソコンの前に座っているだけで実は何も仕事をしていないといった体験は誰しもあるでしょう。そうしたものは仕事ではなく、ある意味では厳しい言葉を用いるとするならば「仕事ごっこ」なのではないでしょうか。

仕事ごっことは?

そのような仕事についての批判的考察を記した本が沢渡あまねによる『仕事ごっこ ~その“あたりまえ"、いまどき必要ですか?』(技術評論社)です。本書において仕事のようでいて、実際のところは仕事でもなんでもない、つまりは仕事ごっこにすぎないと批判されているものとしては以下のようなものがあります。「郵送」「とりあえず打ち合わせ」「メールを送ったら電話で確認」「ひたすらテレアポをする」「スーツとネクタイが基本」といったものです。なるほど当てはまるものもあるといえるでしょうね。特に、こうしたものは形式的すぎるもので、実際には何の役にも立たないものではないかと著者は指摘します。

何が原因なのか

仕事ごっこの難所というのは、仕事のスピードを遅くし、さらに時間を無駄にして、社外の人とのコラボレーションを邪魔するものだと著者は舌鋒鋭く批判します。それでも、こうしたものが蔓延しているのが日本の会社社会であるといえるでしょう。これまでの、常識というのはこれからの社会においては非常識をなり得る可能性をユーモアをもって記している読ませる本です。