サイバーエージェント取締役人事本部長曽山哲人に学ぶ!最強のNo.2になるヒント【要約まとめ】

サイバーエージェントといえば、キラキラ女子やアメーバピグ、アメーバブログなど成功した会社として就活生にも人気の会社となっています。このサイバーエージェントの中で営業から人事部となり、最強のNo.2となった人物がいます。それがサイバーエージェント取締役人事本部長曽山哲人さん(2014年9月現在)です。曽山さんの本「最強のNo.2」より、組織の中でどうやってNo.2に成長していくのか、そのヒントを紹介します。


「ANDの才能」を磨け

自分の行動を選択するときに、私が常に大切にしている考え方がある。「ANDの才能」 「ORの抑圧」をはねのけ、「ANDの才能」を活かす。 「ORの抑圧」とは、逆説的な考え方は簡単に受け入れず、一見矛盾する力や考え方は同時に追求できないとする理性的な見方である。

「ANDの才能」とは、さまざまな側面の両極にあるものを同時に追求する能力である。AかBのどちらかを選ぶのではなく、AとBの両方を手に入れる方法を見つけ出すのだ。矛盾は常にあるという前提で、向き合い続ける。 会社の中で突き抜けるためには、「会社AND自分」になるように思考し、行動すること。「会社OR自分」で考えない。

会社に所属していたら、自分のやりたいことはできないというのは「ORの抑圧」の視点。そうではなく、組織への貢献を通じて自分のやりたいことを実現するという「ANDの才能」の視点を持つ。 自分を犠牲にして、会社のために働くというスタンスではなく、自分にとってもプラス、組織にとってもプラスになる方法を考えて、行動していく。

どちらかひとつではなく、どちらも手に入れる。 会社のために自分を犠牲にするのではなく、会社の仕事を通じて自分を活かす。 突き抜ける人はその両方の実現を考えている。

「自分の成長」と「会社の成長」をANDで考えているか?

視点の高さを維持する

自分のレベルを上げるステージとして、会社を主体的に選ぶことができたなら、次は、成長スピードを上げる。 会社の中で成長し続ける人に共通することは、視点の高さを維持していること。 働いていると、入社当初にどんなに大きな志や目標があったとしても、自然と目線は下がっていく。すぐにやりたいことができるわけでもないし、すぐに結果が出るわけでもない。仕事に対するモチベーションを保ち続けることは思った以上に難しい。

だからこそ、視点の高さを維持できる人は、まわりに差をつけて、成長角度が高くなる。 スタート地点は同じでも、上がる速度と角度が違えば、出せる成果に大きな差が出る。すぐにやりたいことができなくても、結果が出なくても、自分の成長を実感できれば、仕事は面白くなるはずだ。成長は、確実に成果に向かう第一歩。 視点の高さを維持しろ。

自己主張をしよう

社長の藤田も「自己主張してくれたほうが思い切って抜擢できる」と言っているが、挑戦したいことがあるなら、その意思を伝えなければ、チャンスはつかめない。「きちんと評価されていない」とこぼす人ほど、意思表明が少ないものだ。

自分にとってのNo.1は誰か?

経営の期待が先、自分の希望は後という自分の行動優先順位を決めている。藤田をはじめとする経営陣の考えを先に解決し、自分がやりたいことがあればその後にやるという考えだ。人事の仕事は、経営の意思と現場の意識のギャップを埋めていくことでもあるからだ。 ハードルの高いことのように思うかもしれないが、自分が決めたNo.1についていくという決めは、自分を大きく成長させる機会をつくることになる。

会社と顧客の利益を生み出せ

「とにかくお客様のことを考えた提案をしろ」

営業時代、ある上司に言われたことだ。これはこれでとても大事な視点だと思う。ただし、営業部全体は成果が上がっていなかった。お客様のことだけを考えていると、自分が提供するサービスに不安を持ったり、提案する際に迷いが生じることがある。組織としていいと思って打ち出している商品も、自分がいいと思えないときには、お客様に押し付けてしまっているような気がして売れない。偏った顧客主義だけになると、そういう葛藤が生まれやすい。

「自社開発の商品をもっと売れないかな」

これは、藤田が営業のトップに代わったとき、幹部メンバーに開口一番に言ったことだ。顧客満足度だけを考えて動いてきた私は違和感を抱き「でもこの商品、全然売れないんです」と藤田につっかかってみた。

「そうなんだ、ありがとう。でもこのままだと、みんなの給料も増やせないし、新しい事業にも投資できなくなるんだよね」

私はハッとした。それまで自分の給料がどこから出ているのか、会社の利益構造がどうなっているのかをまったく考えていなかったのだ。経営者からすれば当たり前の考え方だが、一社員の私は当時その視点を持ち合わせていなかった。

フリーランスと会社員を比べると、毎月一定の給料が入ってくる会社員のほうが安定していると思いがちだが、企業も利益を上げなければ社員に給料を支払えない。社員であっても、自分の給料を確保するためには、会社の利益を上げることが必須なのだ。至極当然の話だが、社会人になった当初から銀行に自動的に給料が振り込まれる人生を送ると、この本質を見のがしがちになる。

大企業であっても、ベンチャー企業であっても、会社のお金の流れを知っておくことは重要だ。自分の仕事がどのように会社に利益を生み出し、自分の元に給料として還元されていくのか。もちろん利益だけではなく社会的な貢献も重要だが、利益を上げなければ人にも事業にも将来の投資ができない。

「この商品は売れない」と発言した私は、お客様のことを考えているという言い訳をしているだけで、会社の利益のことを同時に考えていなかった。 顧客満足度だけで自分たちを犠牲にしていても、利益だけに走ってお客様をなおざりにしていても、どちらか一方では、長続きはしない。 できる人は、お客様を満足させて、会社の利益にも貢献する。会社か顧客かというどちらか一方という考え方を捨てる。ここでも「ANDの才能」が必要だ。

書評・感想

読んだきっかけは、サイバーエージェントの組織力の強さを学ぶために、社長藤田晋さんの本だけでなく、人事部としても大活躍をしている曽山哲人さんの本も研究しようと思ったからです。

最強のNo.2を目指すという言葉からは社畜という言葉を連想しそうな人もいますが、そんなことはありません。やはりサイバーエージェントのミッションが曽山さんの本からも感じ取ることができました。特に、曽山さんへの藤田さんの言葉は、会社で働く社員が何を考え働くべきなのかを考えさせられます。

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