ブラック企業は多すぎる?

フリーライターの小林拓矢による著書「早大を出た僕が入った3つの企業は、すべてブラックでした」(講談社)は著者が経験した3つのブラック企業の実体験が記されています。


希望の職につけない

著者はもともと新聞記者や出版業界を志望し、選考も進みますが、うまくいきません。就職が決まらないまま大学を卒業し、いったん実家へ戻り、第二新卒を対象とする就職セミナーを通して、都内のSE(システムエンジニア)の会社へ勤務を始めます。しかし、もともと興味のない分野であったため、向学心がないとして解雇を言い渡されてしまいます。好きなことを仕事にするにはメリット、デメリットがありますが、多少なりとも興味を持てる分野でないといけないのでしょう。

希望の分野でもつらい

著者はその後、詐欺まがいのFX投資会社を経て、流通業界の業界新聞の記者となります。ここはきわめて小規模な会社であり、著者の直属の上司は、きちっと指示を出さない代わりに、怒鳴り散らすタイプの人間で著者とまったく人間性があいません。分野は限られているとはいえ、いちおうはものを書く仕事ではあります。それでも著者は心身の不調をきたし退職を余儀なくされます。どのような志望動機であれ、ブラック企業に行き当たってしまう、そんな残酷な現実を知らされる本です。

    
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