徹底調査! 詳しく業界研究をする5つのポイント

自分がいきたい業界が決まったら、さらに詳しく業界研究をします。2012年のコンビニ業界を例に分析の方法を紹介します。詳しい業界研究は志望動機作成にも役立つので力を入れて調べましょう。


1. 市場規模を調べよ

まずは、業界の市場規模を調べます。細かい数字ではなく大まかな数字を把握します。市場規模、経常利益合計金額、伸び率、平均年収などを調べます。ほとんどの業界情報は、業界研究情報がまとめられたサイト、会社四季報などからわかります。

市場規模:10兆円
伸び率:+2%

といったように大まかな数字で業界研究情報をまとめましょう。

2. 業界構造を分析せよ

まずは、業界がどのような利益構造なのかを分析します。コンビニの中心利益はおにぎり、サンドイッチ、ドリンクなどの商品販売です。また、フランチャイズによるマージンも中心事業をなっています。と呼ばれるそれ以外にも、ATM、公共料金支払い、宅配便受付など様々なサービス提供も行っています。セブン銀行など金融事業も利益を出しやすくなっています。

主事業:商品販売+FCマージン
周辺事業:公共料金などの各種支払い代行
高利益事業:ATMなどの金融事業

のように、どのように利益を上げているのかまとめていきます。数字や言葉だけではわからない場合は、「お客⇔コンビニ」といったようにお金の流れを図に表し、ビジネスモデルの見える化を行うとわかりやすくなります。

3. 業界ランキングを調べよ

次に、業界ランキングを調べます。最低でもトップ3、余裕があればトップ10くらいまでは調べておきましょう。コンビニといえば、セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート、ミニストップ、サークルKサンクス、デイリーヤマザキなどが大手ですね。特にセブンイレブン、ローソン、ファミリーマートは3強となっているのでこの3社を中心に調べます。

1位:セブンイレブン
2位:ローソン
3位:ファミリーマート

コンビニであれば、業界ランキングと合わせて、売上高、店舗数、営業利益率などもあわせて調べましょう。コンビニであれば、売上高と店舗数の違いに着目すると面白いです。

セブンイレブン(2012年):売上高:3.5兆円、店舗数:15,000、営業利益:1,860億円
ローソン(2012年):売上高1.9兆円、店舗数:11,000、営業利益:617億円

店舗数は4,000店舗しか違わないのに売上高が2倍も違うのです。また、営業利益では3倍近い差がついています。このように、コンビニ業界は、セブンイレブンがぶっちぎりに独走をしている状態です。このような違いに気づくと、面接の逆質問の際にも、「なぜセブンイレブンと店舗数が4,000店舗しか違わないのに、売上高がこれだけ違うのか?」など深い質問を行うことができます。また、可能な限り企業ホームページのIR情報の数字を信頼しましょう。ネットの数字では参考情報が怪しいことがあります(コンビニ業界調査でも怪しい情報がちらほらありました)。

外部リンク

「セブンイレブンの店舗数と売上高情報」

外部リンク

「ローソンの店舗数と売上高情報」

4. 企業戦略を調べよ

業界ランキングまで調べると、企業がどのような戦略をとっているかが気になります。例えば、セブンイレブンはドミナント戦略と言い、集中して店舗出店を行います。一方、ローソンは全国展開を目指したため、不採算になりやすい地方にも出店を行っています。このあたりもローソンとセブンイレブンの営業利益率の違いとなっています。

戦略情報はIR情報や業界研究本、OB・OG訪問など様々な経路から情報を入手することが必要です。また、全体戦略とIR情報の数字の差から各社の戦略の差がどのように数字に反映しているか調べてると企業戦略の情報もわかりやすくなります。また、経営者が本を出している場合は企業戦略も理解しやすくなるので読むのがおすすめです。セブンイレブンであれば、創業者である

鈴木敏文

さんが本を出版されています。

5. 業界の歴史を調べよ

業界ランキングまで調べれば、かなりの業界研究ができています。余力があれば業界の歴史も調査しましょう。一番最初に会社を始めたのはどこか、現在ランキング上位を占める会社はいつから始まり、どのように業界の地位を築いていったのかなどを理解するとよいでしょう。

行きたい業界が決まっている場合は、詳しい業界研究を行うようにしましょう。入社したい会社の競合会社の情報を調べるとさらに業界研究が深まり、志望動機作成時や面接に役立ちます。

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