本はどのように売られているか?

本や雑誌をどこで買っているでしょうか。最近ではインターネット上にある通信販売サイトで、という人も多いのではないでしょうか。しかしながら、かつては本は書店で買うものでした。

どのように売られている?

しかし最近では書店が次々と閉店しています。それは出版不況ということもさることながら、本を読む人が少なくなってきたというのもあるでしょう。需要の絶対数というものがシュリンクしていることによって、いわば業界そのものが存亡の危機に陥っているということもあげられますね。

現場ルポ

長岡義幸による『「本を売る」という仕事: 書店を歩く』(潮出版社)は、書店の現場を追ったルポルタージュでず。全国に100ほどある書店を、徹底取材しています。そこにおいては、どのように地域密着を実現していくのか、本を売るためにはどのような工夫が必要であるかといったものが追い求められています。

震災と書店

本書は本をめぐるルポルタージュです。そこにおいては、単に商売だけの問題ではありません。2011年の東日本大震災や、2016年の熊本地震などを受けて書店がどのように向き合ってきたのかといった現場の声もすくいあげています。書店というのは、ひとつの生き物であるとも知ることができるでしょう。

流通と売上と

さらに本書では、書店に本が並ぶまでの流通についても注目されています。例えばコンビニエンスストアなどでは積極的に採用されているPOSシステムが、書店にどのような影響を与えているのか。一括で本を全国に配給する取次のシステムは今後どのように進化をとげていくのか、さらに現在進行系においてどのような需要があるのかといった部分についても検討が加えられています。書店の今現在ばかりではなく未来像をもうらなうものとなっているのは確かであるといえるでしょう。