商業誌の定義は?

商業誌という言葉があります。主に同人誌の対義語として使われますが、これはどのような意味があるのでしょうか。


利益が出るもの

商業誌は、同人業界においては良い意味でも悪い意味でも使われます。まず良い意味については「同人誌レベル」ではなく「商業誌レベル」になれ、といったものですね。これはクオリティを向上させるためには必要とされる表現でしょう。一方で、ネガティブな意味においては「商業誌は同人誌に比べて自由な表現ができない」といったものがありますね。

利益が出るか、原稿料が出るか

かつては商業誌の定義と言えば、出版社と名前がつくところから発行されており、その雑誌自体が利益を出しているものとされていました。漫画雑誌では、雑誌自体が赤字であったとしてもコミックスの売上などによって補填されています。さらに、原稿を執筆した対価として原稿料が出るといったこともひとつの定義でした。同人誌は利益なし、原稿料なしが当然であった時代です。しかしながら、現在は同人誌だけで売上をペイして、生活が成り立つ作家がたくさんいます。そのため、商業誌よりも同人誌で作りたいものを作るといった姿勢を取る人も増えてきているのです。

出版用語ではない?

商業誌の定義は曖昧です。少なくとも、もともとは出版業界の用語ではありませんでした。なぜならば、あらゆる出版物は商業誌的な性格を持っていたためでしょう。しかしながら、これらのことを考えると、その状況に変化が訪れつつあるのが現在形と言えるかもしれません。

    
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