編プロの実態を知る

編集プロダクションとは、主に出版社の下請けとして書籍や雑誌を制作する会社を言います。最近では紙の出版物ばかりではなく、ウェブサイトの運営や記事執筆などを行う編集プロダクションも増えてきています。さらに伝統的には、広告制作なども紙媒体に関わるものは編集プロダクションがになうことが多くあります。


実態はどのようなものか

編集プロダクションは編プロとも呼ばれています。仕事の量が多い分、すぐに実践的な内容を覚えられるといった肯定的な評価がある一方で、長時間労働、給料の安さ、スケジュールのきつさなどネガティブな情報も溢れています。そんな編集プロダクションの実態とは果たしてどのようなものなのか。それを漫画で描いたものが川崎昌平による『編プロ☆ガール 』(ぶんか社)です。

新人の右往左往

本書は、編集プロダクションに入社した新人の女性がのぞき見た編集プロダクションの実態が記されています。納期がきついことはもちろん、徹夜続きによってだんだんと心も体も摩耗していく様子などがつぶさに描かれています。さらに「1の内容を100に広げるのが編プロ」といった発言もあります。確かに編集プロダクションの制作物は、まったく新しいものを作るというよりは既存の素材を組み合わせて新しいものを作るといったことがよく行われていますので、図らずも業界の内情を暴露してしまった本だと言えるかもしれません。それでも出版業界に入るのか否かを改めて考えさせられる本だといえるでしょう。

    
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