文庫本なぜ安い?

文庫本は読書好きにとっては重要なアイテムですね。サイズが小さいためかさばることがありませんし、値段も単行本に比べると安めになっています。もともと単行本から文庫本化までのペースは3年ほどが目安とされてきましたが、最近は1~2年で文庫化される作品も多くなってきています。さらに、最初から文庫版オリジナルとして出版されるものもあります。


なぜ安い?

そもそもの疑問として、文庫本はなぜ安いのかといった疑問が浮かぶのではないでしょうか。もちろんサイズが小さいですから、原価のコストが安いということはわかります。しかし、それ以外にも文庫本が安い理由はあるのではないでしょうか。

単行本は未知数

まず単行本というのは、出版社にとっては未知数の商品であると言えるでしょう。実際に出したところで売れるのか売れないのかわからないといったものですね。もちろん、事前のマーケティングのデータなどから、ある程度このくらいは売れるだろうといった目安を出すことはできます。しかしながら、思ったより売れたなかったり、あるいは逆に以外に大ヒット作品になるといったこともあります。いわば単行本は未知数なのです。

文庫本は安定している?

それに対して文庫本は安定していると言えます。ある程度は売上の目安が立っているので、このくらいは売れるだろうといった概算があるのです。そのために、原価率の設定などもしやすく、安定して供給が可能となっているので、安く出せるのでしょう。もちろん単行本を作るときに用いたデータを使うので、その分コストが安いといった理由も挙げられます。ただ、こうした安定した商品である分、儲けの幅は少ないと言えるでしょう。出版社にとってはあくまで単行本を出すことによって儲けを出していき、文庫本では地味ながらも安定した稼ぎを得るというのがひとつのモデルになっています。

    
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