価値観が合うならオーナー系企業! チャレンジしたい学生にもおすすめ!

オーナー系企業の場合、経営者の人となりや価値観に基づいて、こういう会社にしたい、こういう経営をしたい、というメッセージを明確に打ち出します。規模が小さかったり、知名度が低くても、固有の文化に強い自負を持っています。

オーナー系企業や、ホンダのように本田宗一郎という創業者の個性が強く残っている会社の場合、それだけ自社の価値観や提供している商品などに、強いこだわりを持っています。採用時に重視するのは、どれだけその会社の価値観や統治、将来のあるべき姿を理解し、共感しているかが大切です。


オーナー企業は共感が大切

ある技術者志望の学生が「ホンダの車とバイクは一回も乗ったことがありません。でも、本社はいい会社だと聞いているので面接に来ました」と言ったそうです。これでは、面接官の共感が得られるはずがありません。自分たちが自負している部分について、学生がどれだけ関心を持っているか、共感しているかということは、会社側はすぐに察知してしまいます。それを踏まえていない志望動機は、薄っぺらに見えてしまうのです。

オーナー系企業の経営スタイルは、良い意味でも、悪い意味でも、オーナーの意思や好みが反映されやすくなります。だから、それに共感できる、納得がいく、そのオーナーの仕事への向き合い方に惚れた、というような要素が必要になってきます。

オーナー系企業で働く場合、当然、そのオーナーが会社のトップを長く務めることになります。オーナーの運営方針や価値観に共感できれば、その中で、長期的視点を持って、思いっきりチャレンジしていくことができます。また、会社全体を家族と捉えて運営するオーナーも多いので、一体感がより味わえるかもしれません。

トップになるチャンスは低い

その一方で、オーナー系企業では、親族が経営を引き継ぐことも多いので、トップになるチャンスは、一般的な会社と比べてより少なくなります。とはいえ、経営環境は大きく変わるものです。学生の皆さんがトップになるのは、まだまだ先のことですから、未知数の部分として、さほど心配しなくてもいいでしょう。

会社の価値観を測る

価値観を計るときには、会社が行っているビジネスだけではなく、例えば地域貢献、社会貢献などの分野で見ていくのも一つのやり方です。同じような事業分野であっても、ビジネスに直結していない部分で社会的役割を発揮する仕方によって、その会社が重視する価値観が見えてきます。

例えば、同じ文具・筆記具メーカーである、三菱鉛筆、ぺんてる、トンボ鉛筆、ゼブラなどでは、本業以外にも、さまざまな情報を発信しています。

三菱鉛筆は、鉛筆製造の老舗として、鉛筆の歴史に対する深い思い入れから、鉛筆の碑を新宿区に寄贈しています。ぺんてるは、画材メーカーとしての出発点から、世界児童画展や写生大会を通じて、描く文化の振興を進めています。トンボ鉛筆は、その社名から「トンボの住める町にしよう」というスローガンのもとに会社全体の環境対応を進めています。ゼブラは、筆跡診断、書き方教室などを通じて、「書くこと」への興味を高めようと、ユーザーに訴えています。

ほかにも、リサイクル可能な素材の利用や、廃棄物削減と化学物質の管理により、環境負荷を少なくするエコロジーへの取り組み、子供の書く力を向上させて、書くことによるコミュニケーション、創造力、学習力を高める活動、日本で100年以上にわたって発展してきた、鉛筆の歴史の継承など、それぞれの会社が違った活動をしています。こうした取り組みに着目し、比較してみることで、その会社の価値観が類推できます。

オーナー系企業を検討している時の考え方の一つとして下さい。

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参考リンク

「就活に役立つ情報まとめ」

参考本

「人事のプロは学生のどこを見ているか(横瀬勉)」

    
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