就活面接に役立つ日本語の発音・発声・アクセントの練習

就活の面接では、質問の対策は行っていても、日本語の発音・発声・アクセントの対策をしていない人が多いです。就活面接に役立つ日本語の発音・発声・アクセントの練習方法を紹介します。


日本語の発音、発声は母音の「アイウエオ」が基本

日本語発音の基本となる母音「アイウエオ」の口の開き方を覚えるのが基本です。日本語の特徴は、全ての音に母音が加わる「開音節」なので、母音の正しい発音が決め手となります。そこで、口の開き方、唇の形、舌の位置に注意が必要です。

アイウエオの基本

「ア」の音は、あくびをするときの口の形。舌は緊張せずに下のほうに。
「イ」は、アの口を両手一本ずつの指で横にありったけ引っ張った状態。鏡で見ると歯だけが見える感じです。
「ウ」は、蛸のように唇を思いっきり突き出す。舌は奥のほうに引っ込む感じです。
「エ」は、アの口を両手2本ずつの指で横に引っ張ります。舌はアのときよりも少しもちあがる感じになります。
「オ」は、エの口を縦に引っ張った形。舌はウのときよりも奥へ引っ込む感じです。

発声には姿勢も大事

発声の練習には姿勢も大切です。声が良く出るように腹式呼吸も覚えておきましょう。

1. 仰向けに寝て、お腹を引っ込める。その上に本などを載せ、本が持ち上がるようにゆっくり息を吸い込んでみる。
2. 仰向けでの感じがつかめたら、立ってやってみる。呼吸に伴ってお腹が膨らんだり引っ込んだりする感覚を覚える。
3. 椅子に座る場合は浅く腰掛け、背筋を伸ばし、あごをやや引く。
4. 肩や腕の力を抜き、全身リラックスさせたら、鼻から静かに息を吸う。
5. お腹に軽く手をあて、お腹の膨らみや引っ込みを確かめる。

発音、発声の練習ポイント

では、発音と発声の練習ポイントを纏めておきましょう。

1. 発声練習は大きな口と大きな声でする

発声練習は、速くするよりもゆっくり正確にしたほうが効果があります。

2. 日本語の発音は、母音の口の開き方が基本と心得よ

日本語は開音節。ことばの美しさは母音の発音でほとんどが決まります。

3. 腹式呼吸のコツを覚える

腹式呼吸のコツを覚えれば、発声器官に無理な負担がかからず、自然な発声になります。

4. 発音、発声は理屈よりも身体に覚えさす

口の体操は1日に50回はやりましょう。自然に身体が覚えてくれます。

日本語のアクセント

次に日本語のアクセントをみていきましょう。日本語アクセントは英語の強弱と違って高低でつけられるのが特徴です。「花」はハナで尾高のアクセントであり、「鼻」はアクセントがなくハナと平板で、「端から」はハナで頭高という具合で、アクセントの位置によって意味が変わります。

このアクセントは地域によっても違います。例えば「雪」の共通アクセントはユキでキにアクセントがあるが、関西では頭高のアクセントで逆になる。さらにややこしいのは地名や名前にもアクセントがあること。名古屋、長野は地元では平板でアクセントがないが、ナゴヤ、ナガノと頭高が共通アクセントとなります。

日本語のイントネーション

イントネーションは、声の高低、強弱、緩急のことです。同じことばでも表現の仕方で相手に与えるインパクトが違います。

アクセントの型

アクセントの型は、

頭高(ハシ、イト、コンロなど)
中高(タマゴ、ニガイ、ニオイなど)
尾高(ハシ、ヤマ、カワなど)

に分けられます。しかし、名詞の次に助詞の「の」がきた場合は「花の木」がハナノキとはならずハナノキと平板になるなどの習慣もあります。アクセントを覚えるにはまず、耳を慣らすことから始めましょう。

参考になるのが、テレビやラジオのニュース番組です。キャスターよりも局アナのアナウンスが参考になります。聴いていて「おやっ」と思ったらチェックします。自分のアクセントとどう違うかに気づいたらしめたものです。あとはアクセント辞典で確認すればいいでしょう。正しいアクセントを覚えるには「アクセント辞典」や「国語辞典」のアクセント欄で調べるのがおすすめです。

アクセントの習得ポイント

最後に、アクセントの習得のポイントをおさらいしましょう。

1. 共通アクセントの特徴について理解する

日本語は高低アクセント。地域によってもかなり異なります。また無型といって宮城、福島、茨城などのようにほとんどアクセントの無い地域もあります。

2. アクセントによって異なる意味になる語のあることを認識する

橋、橋、端のようにアクセントによって全く意味の違うものもあります。自信のないときは、「食べる橋」「渡る橋」「はじっこの端」などと言い換えましょう。

3. 名前や土地などのアクセントは極力覚えておく

社会慣習的で決まってしまったアクセントは、理屈抜きに覚えます。もちろん、その土地を訪れたときは土地のアクセントがベターです。

4. 同じことばにも、どのような意味、感情を込めるか常に意識する

アクセントが高低であるとするならば、イントネーションはことばの表情に意味を持たせ、使い分けることです。

意外と正しい日本語の発音、発声、アクセントを使いこなせる学生は少ないものです。面接で高印象をあたえるためにも日本語の練習も忘れずに!

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参考本

「アナウンサーが教える なぜか「面接に受かる人」の話し方(三浦行義)」

    
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